アニメ『BEASTARS ビースターズ』ルイが食べられる危機に、ルイとレゴシはどう動いたか?残酷な自然界を風刺した第9話

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TVアニメ「BEASTARS ビースターズ」公式サイトより

 擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台『BEASTARS ビースターズ』。第9話がオンエアされた。

 今回は絶対無欠のトップ、ルイの衝撃の過去について語られた。彼は過去に裏市で肉食獣に食べられるために売られる場所にいて、ルイという名前ではなく「4番」と呼ばれていた。 いまも「4」という数字が彼の体に刻まれている。

 牢屋から出るときはイコールで死を意味することも幼心に理解していたルイ。牢屋の中で同種族が先に牢屋から出されそうになった時に怒りを現したところを、現在の彼の父である男に見初められ養子として引き取られることになったのだ。

 ナイフ一本を渡されたときのルイの行動や、牢屋にいたときのルイの行動から彼がトップに立つにふさわしい器を持っていると確信し、彼を血の分けた息子として扱うことを決意した。
そして財閥の息子として立派に成長したルイは、今ビースターズの一歩手前まで来ているのだ。もう既に学内でも見舞う人が少なくなった食殺事件の被害者のテムの事件現場に、いまだに花を手向け、部員たちの前でも立派に立ってみせ誰かの期待に精いっぱい応えようとしていた。
 
 しかし、そんなルイのことが気に入らない派閥がある。草食動物のルイがビースターズになることで肉食の立場が狭くなるということで、彼を傷つけようとするやつが一定数いるよのだ

 その危機を救ったのがレゴシ。タイミングよく彼を狙う人物を食い止めることができた。自分が尊敬する人物をよもや狙う人がいるなんて思ってもいなかったが、その悪意を目の当たりにしたことによってルイが立たされているポジションを知る。争いや目立つことを嫌って避けてきたレゴシには、想像もつかない重圧だ。そして肉食獣がルイの敵となるならば、自分だけは味方でいようと決意する。

 さらにそんな重圧の中でお互いを思いあっているルイとハルのことを考えると、自分は身を引くべきだとも考えるレゴシ。今まで一度も告白などしたことがなかったが、キチンとハルに思いを伝えようとした。しかし、やはり突然のレゴシの告白を受け入れる心の準備はできていないとはぐらかされてしまう。

 そんな折、隕石祭の準備をしていたハルがシシ組という組織に誘拐されてしまう。代表はハルを美味しく食べる気満々で準備を進める。命令に従うしかできないハル。こんな恐ろしいことあるのだろうか……。

 ハルのことを知ったレゴシは、ルイを見つけて助け出しに行こうというが、ルイのポジションではそうすることができない。自分の立場を守るために好きな女性を切り捨てなければいけないというのだ。しかし、同じ女を好きでいるレゴシにとっては理解不能である。

 煮え切らない態度をとるしかないルイに向かってレゴシは、「ハルは俺がもらう」と宣言をした。このレゴシのかっこいいこと……。そしてこの時だけ年相応のように驚きと不安をないまぜにしたような表情が印象的だった。

 この宣誓によって三人の関係はどうなるのか? そしてレゴシはハルが食べられてしまうまでに救出することができるのか!?
(文=三澤凛)

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