資さんうどんは人類の楽園だった……全国展開が待ち遠しい

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 香川県が「うどん県」という俗称で呼ばれるようになって、すっかりうどんは讃岐うどんが標準。うどんは固くてコシのあるものが当たり前というイメージが定着している。

 でも、コシのない柔らかいうどんというのも実に美味い。コシのないうどんといえば、伊勢うどんのある三重県。そして、福岡県である。

 柔らかいうどんの本場である福岡県には、いくつもの名店や地場のチェーンがあるのだけれど、もっともメジャーかつオススメしたいのは「資さんうどん」である(パッと見なんと読めばいいかわからないかもしれないが「すけさんうどん」と読む、念のため)。

 資さんうどんというのは実に美味いのだが、本拠地である北九州あたりの人に話をすると首を傾げられることがある。

「みんな、そういうんですけどねえ……。もっと美味しいところはありますよ」

 確かにそうかもしれない。最近は、新たなスタイルのうどんである豊前うどんなんかも人気だという。でも、資さんうどんのレベルは美味さの標準をはるかに超えている。チェーン店なのに規格外の美味さだが、本拠地である北九州あたりの人々には当たり前すぎるといわけだ。

 北九州を中心に福岡県各地に店舗を展開する資さんうどんの特徴は、だいたいの店舗が24時間営業であること。そうでない店舗でも深夜まで営業をしている。つまり、資さんうどんのエリアでは、お腹が空いた時にもっとも身近なファーストフードがうどん。牛丼やハンバーガーよりも身近な存在になっている。

 身近になる理由は、単に営業時間が長いからではない。メニューの豊富さである。うどんはもちろん、丼物もある。おにぎりも、普通のおにぎりから、かしわおにぎりまで揃っている。そして、店内ではおでんも煮えている。

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 そんな店だから食べ方はフリーダム。おでんを注文して一杯やっている人もいれば、丼物とセットのうどんをかきこんでいる人も。市街地の店舗では夜になると、資さんうどんで飲んでいるグループなんかも当たり前に見る。

 フリーダムさの極地はテーブルに置かれた調味料である。資さんうどんでは、天かすに加えてとろろ昆布も掛け放題。つまり、お腹は空かせたけれども金のない若者は、かけうどんで腹を満たすことも。ただ、とろろ昆布は天かす以上に汁を吸うので<やり過ぎない程度に贅沢に使う>が、正解であろう。

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