ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』傷心一人キャンプに来た女性と出会う健人…彼女は酔いつぶれて寝てしまい…これはワンナイトあるか？第７話

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　ひとりキャンプをテーマに、奇数話・偶数話で主人公が入れ替わるという新しいスタイルに挑戦した期待のドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』。第７話がオンエアされた。今回は健人の話。しかも少し色恋が絡むという「ひとりキャンプ」とはちょっと毛色が変わったエピソード。
　
　一人キャンプが趣味という人と二人キャンプに行くとどうなるのか。なんとなく、このドラマを通してみていて思うのは一人キャンプをしている人たちはそれぞれのこだわりが強い印象。

　現に健人は缶詰料理にはまりそれを楽しむためのキャンプだし七子はその場でとったもので料理をすることが目的だ。それぞれのスタイルを確認しあわずに「キャンプ」という大きな枠だけで意気投合するといった後に後悔することになりそうだが果たして？

　キャンプ場にて合流し、それぞれの得意料理を作りあう流れになったが早希の方はパンをこねだし健人にワインをあっためろ、オレンジをカットしろ、などと色々な指示を飛ばす。あまり自分の缶詰を広げる場がなく、言われたままに手を動かす健人と最初から二人の間の温度差が見て取れる。
　
　さらには早希は逐一動画を撮影しインスタへアップとありがちな映え意識がうかがえる。一緒に映らされる健人の戸惑った表情が全てを物語っている。しかし、キャンプしながら酒を飲むというのは共通認識だったらしくホットワインをがぶがぶと飲み、様々な話を景色を見ながらのんびりするというのは楽しそうだ。こういったデートから本当に距離を縮める男女もいるのだろうなと感じるが、ここに至るまでのハードルが高そうだ。

　早希はワインを飲んでだいぶ酔っぱらったころに、8年続いた彼と別れたことからソロキャンを始めたことを告白。傷心の中始めた趣味の中で出会った健人は、彼女の目にどう写っていたのか。

　さんざんしゃべった後、健人が席を外して戻ってくると早希は一人キャンプで眠ってしまっていた。ここで健人が動くか！？　キスでもするのか！？　と思ったものの何もせず終了。これが運命の別れ目にも見えたが、健人はそのまま一人飲み。

　コンビーフをフライパンに乗せ、その上に生卵を落とすコンビーフユッケを自作しホットウイスキーとともに堪能する。何これ美味しそう。

　翌朝、ホットケーキを焼く早希と持ってきていたフルーツの缶詰でデコレーションをする健人。和やかだけど会話が少ない朝の時間。キャンプはお開きだ。早希は途中の温泉に立ち寄る、と健人の車から降りて去ってしまう。後日その時にとった動画が送られてきて以降、彼女からの連絡は途絶えたという。

　早希と健人が合わなかっただけっていうのもあるけど、私もみていて健人とは付き合うの難しそうだなーと感じてしまう。どこが、とは言いづらいけれどどこか難しそうな感じが醸し出されている。

　彼女獲得ならず、健人のソロキャンはまだまだ続く。
（文=三澤凛）