アニメ『放課後さいころ倶楽部』エルフェンランドやったことある?主人公は美姫か翠か?第9話

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『放課後さいころ倶楽部』公式HPより

 魅力的なボードゲームの世界に引き込まれた女子高生が、ゲームを通して仲間との友情を深め、成長していく青春ストーリー『放課後さいころ倶楽部』。第9話がオンエアされた。

第9話 「ダルマサンガコロンダ」

 美姫、綾、翠と『さいころ倶楽部』でゲームをしていたエミーは、共にゲームデザイナーになろうと約束した友人をドイツに残してきてしまったことを思い出し、思わず涙する。そんなエミーを見て自分と同じ夢を持っていると知った翠は、急に態度が変わってしまう。だが翠と仲良くなりたいエミーは、みんなで“だるまさんがころんだ”がやりたいと言いだすのだが……。

 時間経過があっという間だ。京都が舞台なので四季が映える。試験が終わって時間ができた4人は、翠の働くさいころ倶楽部で遊ぶことに。

 作中でも触れていたが、日本語のテストを受けて同程度の点数が取れるエミーってかなり頭が良い。日本の作品にありがちな、あの不思議な語尾とかしゃべり方はお約束ということで流すしかないが、このしゃべり方する外国の方って実際はいないような。

 今回お店でプレイしたのは「エルフェンランド」というゲーム。エルフやトロールが登場するファンタジーな世界をプレイヤーが旅するイメージのゲームということで、エミーは昔からこのゲームが大好きだったそう。

 各国を旅しているような雰囲気を感じながらゲームを楽しんだ4人。エミーは過去の思い出を振り返って少し涙をこぼしてしまう場面もあったが、改めてゲームの楽しさを実感するのだった。

 その話の流れで、エミーもゲームデザイナーを目指していることをみんなに告白する。その夢は翠と同じもので、綾たちはそのことに触れようとするが翠は断固拒否。同じ夢を持っているエミーと自分を比べて、そのプライドの高さから比べられることを拒絶してしまう。

 相手と自分のことを比べ、勝手に自信を無くしてへこんでしまう気持。誰しも感じたことはあるのではないだろうか。しかしこれを乗り越えられえないと一歩が踏み出せない。頑張れ翠!

 別の日に、日本で子供のころにやった遊びを教えてほしいとエミーから問われ、「だるまさんがころんだ」はどうかと提案。何度も遊んだことがあるはずなのに、いざルールを説明してみると案外難しい。エミーはだるまさんがころんだに興味を持ち、一緒にやってみることに。

 一度やってみると、エミーから見ただるまさんがころんだの弱点が見えてきた。このゲームには終わりがなく、さらにご褒美がないという。この二つを追加することで各段に面白くなると提案され、1人1回ずつ鬼をやり、さらにポイント制を導入。この2点を改善しただけで今までのだるまさんがころんだとは違う楽しさが生まれた。

 どんなゲームもまだまだ面白くなる可能性を秘めている。ゲームはいつだって進化の途中であるということをゲームデザイナーは知っているべきだということをエミーは説き、翠がゲームデザイナーを志望していることを知っていたことを伝える。エミーの気持ちに触れ、自分の持っていたプライドに支配されていたことを恥じ、エミーと切磋琢磨していくことを誓った。

 『放課後さいころ倶楽部』って主人公は美姫なんだろうが、翠の成長も細かく描かれている。個人的には翠が主人公のように思える。楽しいゲーム、作れるといいね。
(文=三澤凛)

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