架空の街新宿區歌舞伎町が舞台として描かれるオリジナルアニメ『歌舞伎町シャーロック』。第7話がオンエアされた。
#07「ワイフ、未来を見つめる」
盗まれたUSBを取り返してほしいというS級特盛の依頼が探偵長屋に持ち込まれた。USBはモラン新宿區長の寝室から盗まれたらしい。依頼を持ってきたのは區長の第一秘書官でシャーロックの兄、マイクロフト・ホームズ。1500万円という報酬に色めき立つ探偵達。USBを盗んだ犯人はあの有名なアイリーン・アドラーだという。
今回は、最近影が薄かったホームズが翻弄される話。そしてその翻弄の原因には彼の兄・マイクロフトも関係している。
久々のS級特盛の依頼なのにどこか浮かない表情のハドソン夫人。依頼内容は盗まれたUSBを取り返してほしいという簡単そうに思えるものだったが、その犯人とされているのがアイリーン・アドラーだったからだ。
アイリーンといえば、小説『シャーロック・ホームズ』にも登場し、ホームズの初恋の女性として有名な人物だ。そんな彼女はこの世界でもこの探偵長屋の中では名の知れた人物らしくハドソン夫人が浮かない表情を浮かべる原因ともなっていた。
依頼主はホームズの兄、マイクロフト。彼は區長の第一秘書官を務めるほどに有能な人物。彼は區長の秘密が入っているというUSBをどんな手を使ってでも取り戻してほしいと依頼してきたのだった。
一見単純な事件だが、このアイリーンが曲者であり長屋の探偵たちが捜査の為に彼女に近づこうとしても敷地内に一歩入ることすらも叶わない。そもそもホームズは兄が依頼主ということでへそを曲げ自分の代わりにワトソンに代行を命令する。
他の誰もが探偵ということを見破られ侵入不可だったアイリーンの住む部屋に、医者として忍び込むことに成功してしまうワトソン。しかし推理も偵察も素人の彼は肝心のUSBの居場所を探しだすことができない。そこに現れたホームズがさっそうと推理落語を披露してUSBのありかを見つけ出すのだが、これもまたアイリーンの手の内だった。
解決したのにどこか釈然としないホームズ。家の中で見つけたUSBは結局偽物だったことが発覚してしまう。だが、彼女のことを昔からよく知るホームズはそんな彼女の裏をかいて真実の在処を見つけることができた。
ホームズとアイリーンの過去には一体何があったのか? 彼と兄との確執も気になるところ。物語の折り返しにも差し掛かっている中でまだまだわからないことが多く、物語の奥深さに興味が尽きない。
(文=三澤凛)
アニメ『歌舞伎町シャーロック』ついにアイリーンも登場!ホームズとの頭脳戦が超しびれる第7話のページです。おたぽるは、アニメ、作品レビュー、シャーロック・ホームズ、歌舞伎町シャーロックの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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