自虐すぎるテーマパーク『姫路セントラルパーク』の中の人が語る姫センの真の姿とは?

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姫センがガラガラな理由が今、解明された!(姫セン公式ホームページより)


「日本一過小評価されているテーマパーク」「年間50万人来場者がいるのにガラガラだと言われる」「大阪から3時間かかると思われている(※実際は55分)」――園長出演のもと、そんな振り切った自虐メッセージ広告が話題となっている兵庫県姫路市の「姫路セントラルパーク」(以下、姫セン)。

 そんな姫センではカワウソの四つ子の愛くるしい赤ちゃんが産まれ、10月よりお披露目を開始している。「マスコミのみなさま 取材よろしくお願いします」とホームページに書かれていたので、在京マスコミの一翼を担う株式会社サイゾー、おたぽる編集部取材班はカワウソの赤ちゃん見たさに神戸へと飛んだ。

 

■在阪マスコミだけでなく、東京からも自虐CMへ熱視線

 姫センでは、広報課の幸崎誠氏が我々取材班を園内に迎え入れてくれた。

――振り切った自虐広告でしたが、どのような反響がありましたか?

幸崎誠氏(以下幸崎) おかげさまで多くの取材依頼がありました。関西圏に限らず、関東圏でもマツコ・デラックスさんの『月曜から夜ふかし』の自虐CM特集として放送され、反響は大きかったですね。SNSでも多くの方に取り上げていただいています。

――姫センは「年間来場者数50万人いるのにガラガラに見える」をネタとしていましたが、今年は50万人超えできそうでしょうか?

幸崎 いけそうです。当園は今年で35周年ですが、開園当初は年間100万人ほど来場者がいらっしゃったんです。それが徐々に減っていってしまって……。

――そして「ガラガラ」に……。この自虐広告が、起死回生の一手となったのでしょうか?

幸崎 そうですね。もともと姫路自体が、2015年3月に行われた姫路城の「平成の大修理」により、観光地として内外に認知されるようになり当園を訪れる方も増えてきたのですが、そこからさらに当園の自虐CMで切り込んだ、という形です。

――改修後の姫路城は「白すぎる城」として話題になりましたね。


■姫セン、ガラガラじゃなくてガッカリ

 さて、ここでおたぽる取材班による姫センレポートを挟みたい。姫センは複合施設になり「サファリパークもある動物園コーナー」と「遊園地」の二つのエリアに分かれている。

 姫センのあの自虐広告を見た人が姫センに期待することといえば、やはり「一体、どれだけガラガラなのだろう、ワクワクするなあ」だろう。取材班もワクワクして入園したが、平日の15時という時間帯にもかかわらず、遊園地の入り口では子供たちがはしゃぐ声であふれていた。

 記事タイトルを「【悲報】姫センに行ってみたらガラガラすぎた件ww」で想定していた取材班を失望が包む。著者は以前「日本三大ガッカリ」として名高い札幌時計台をガッカリしたくて見に行ったことがある。あのときも、札幌時計台に期待していたのは「さあ、俺を思う存分ガッカリさせてみろ」だったのだが、札幌時計台は全然普通にちゃんとしていて、ガッカリできずガッカリしたものだった。

 話を姫センに戻す。平日の15時過ぎなのに、姫センの遊園地入口は大層にぎわっており、撮れ高がまずい、と焦る取材班に対し、幸崎氏は「せっかくなので」と遊園地エリアではないサファリエリアへと案内してくれた。

 そしてそのサファリエリアは、大層面白かったのだが、ガラガラだったのだ――。

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