制作現場の過酷さが反映された結果? 歴史に残るアニメの作画崩壊シーン3選

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KING AMUSEMENT CREATIVE『ロストユニバース』公式サイトより

 見るに堪えないレベルで放送されたアニメーションを指す「作画崩壊」。これまでに作画崩壊を指摘された作品は数多く、特に『ロスト・ユニバース』(テレビ東京系)がファンに与えた衝撃は大きい。

 同作は、神坂一のライトノベル(富士見書房)が原作のSFアクションコメディ。腕利きトラブル・コンストラクターの主人公ケインがキャナル&ミリィと共に宇宙を駆け巡る姿を描いた作品だ。不本意な形で注目を集めてしまったのは、第4話「ヤシガニ屠る」で、本来のキャラクターデザインからはかけ離れた顔や、カクカクとした動きに視聴者が騒然となったのだ。その後リテイク版が制作されるほどの伝説回となり、今でもネット上には「『ロストユニバース』の作画崩壊、ヤシガニ事件って呼ばれてて草」「ヤシガニの話題を見るたびに『ロストユニバース』を思い出す」といった声が寄せられている。

 今回は『ロストユニバース』のように、歴史に残る作画崩壊をご紹介しよう。

●『夜明け前より瑠璃色な-Crescent Love-』

 まずは、18禁恋愛アドベンチャーゲームが原作の、月王国のお姫様・フィーナがホームステイにやってくる姿を描いた『夜明け前より瑠璃色な-Crescent Love-』(TOKYO MXほか)から。作画崩壊の指摘を受けたのは、第3話「お姫様 料理対決!!」で描かれた“キャベツ”。まな板上のキャベツはツルンとした緑色のボールにしか見えず、包丁で真っ二つにすると断面に年輪状の線が数本描かれていたのだ。

 さらにキャベツの作画崩壊は続く。雑な千切りカットが映し出され、サラダとして提供された際には、なぜかキャベツの葉をむしったような形に。驚きの描写に視聴者からは、「完全球体のキャベツだと?」「ガンダムに出てくるハロを切ってるのかと思った」「千切りにしたキャベツはどこいったwww」といった声が寄せられている。のちに発売されたDVD版では修正が入り、楕円形の立派なキャベツとして描かれた。

 

●『ふたりはプリキュア Max Heart』

 お次は、子どもから大きなお友達まで、幅広い人気を誇る『プリキュア』シリーズより、第2作目となる『ふたりはプリキュア Max Heart』(テレビ朝日系)。作画崩壊の対象となってしまったのは、中学1年生ながら大人びた女の子・九条ひかりで、彼女の変身後の姿“シャイニールミナス”が視聴者を唖然とさせることになった。

 問題のエピソードは、第11話「大ピンチ! ハートをつないで一発逆転!!」。モンスターとの激闘を繰り広げるルミナスだが、手抜きと言わんばかりの雑な作画が目立ってしまったのだ。美少女感溢れるキャラデザが持ち味のルミナスが無残な姿で描かれ、視聴者からは「プリキュアの制作現場、大丈夫なのか……?」「タイトスケジュールで作画担当者が崩壊してそう」といった声が続出。ちなみに作画崩壊したルミナスは、ファンの間で“かんたんルミナス”と呼ばれている。

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