イキリ鯖太郎が「ネット流行語100」にノミネートされてしまう……そもそもイキリ鯖太郎って？

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●金色のガッシュベル!!

　TVアニメ『金色のガッシュベル!!』（フジテレビ系）は天才的頭脳を持つクールな中学生・高嶺清麿のもとに、“赤い本”を持ったガッシュ・ベルがやってきたことから始まる物語。清麿が赤い本を手に呪文を唱えると様々な技を出すガッシュは、千年に1度行われる魔界の王を決める戦いに選ばれた“100人の魔物の子”の1人だった。

　ガッシュとともに魔界の王を目指すという数奇な運命を背負いつつ、ライバルとの戦いを通してガッシュと絆を深めていく清麿。攻撃を繰り出すガッシュに対して“イキリキャラ”に挙げられがちだが、ファンからは「ガッシュをサポートする清麿がカッコいい！」「清麿とガッシュのコンビネーションが最高」「バディものとして素晴らしい作品だと思う」と評価されている。

●ポケットモンスター

　新シリーズがスタートしたばかりのTVアニメ『ポケットモンスター』（テレビ東京系）。今や世界的人気を誇るポケモンも主人公がサポートに回る作品であり、シリーズを通して“ポケモンバトル最強”を目指す10才の少年サトシの冒険が描かれている。サトシのパートナーはご存知「ピカチュウ」。

　サトシといえば今年9月、放送開始から22年越しのポケモンリーグ優勝を飾って大反響を巻き起こしたことが記憶に新しい。一部では「サトシは後ろから指示を出してるだけ」との声もあるが、ポケモンファンからは「サトシもピカチュウをかばって大技食らったりしてるだろ」「サトシの戦略あってこその魅力がポケモンバトルにはある！」といった評価も多い。ちなみにサトシは超人的な行動を取ることがあり、ファンの間で「スーパーマサラ人」とも呼ばれている。

＊　＊　＊　＊　＊

　主人公は戦わないという点は合致しているように見えるが、厳密に言えば異なるだろう。だが、イキリ鯖太郎に激怒した『FGO』ファンが『ガッシュ』や『ポケモン』などの他作品を引き合いに『FGO』の主人公を擁護したため、方々からヘイトを集めてしまうことに。結果、「〇〇〇〇偉人バトル」「〇〇〇ピカチュウ」【※本稿には記せないワードが含まれるため、伏せさせていただきました】という新たな蔑称も生まれる結果に。

　昨年の「ネット流行語100」の大賞は『ポプテピピック』であったため、イキリ鯖太郎が大賞を受賞する可能性は低いとみられるが、今年ネットの一部を騒がせたワードであることは間違いないだろう。

 
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