ドラマ『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』ドラマの世界は全部フィクション?虚構と現実の境目が分からなくなってきた第7話

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ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」公式サイトより

 『3年A組』から半年後という設定の『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』。第7話がオンエアされた。

 なぜ日本でSFチックというか、アクションありスリルあり、サスペンスありな作品を作ると寒々しくなるのか。

 どこまでも嘘くさい世界観が、もしかしたら何かの仕掛けとなっているのか。これは何かのドラマないしは映画の撮影という設定なのではないかという説が、ネット上の考察班の間で出回ってもいる。

 言われてみれば、数々の台詞回しや突飛な設定はフィクションのなかでよく観られるものだ。清春がカメラを意図的に動かすシーンなどが入っていたことや、撮影を思わせる単語を口にしたキャラクターもいた。

 どこまでが演技でどこまでが撮影場面なのか、そういう風に見ていると、もしかしたら何か見えてくるものがあるのかもしれない。そのくらいの理由があってくれないと、困るくらいに違和感が毎週募る。

 あれだけ注目キャラだった才門があっけなく死を迎え、警察・ニッポンノワール側の圧力があからさまになっていく。それだけなりふり構っていられないくらいの場所に、清春たちが近づいているのだろうか。

 さらに清春が思い出したことによると、ニッポンノワールは人体実験を行っており、克喜がその被験者になっていたというのだ。

 克喜は元々暴れっぽく、碓氷も手が付けられないほどの子供だったという。あるとき癇癪を起した克喜が、母である碓氷に包丁を向けたことから碓氷は心が折れ、元警察庁長官の父に彼を預けて出張に出向いた後に、自ら実験を受け性格が変貌したというのだ。

 にわかには信じられない話だが、碓氷はそのことで自分をひどく責めており、この人体実験についての秘密を解き明かそうと奔走していたのだ。人格矯正プログラムは克喜だけではなく、他の警察官にも施されていた。それは3年A組の時から継続して出演していた宮城。

 彼はこの人格矯正プログラム第一号の被験者であり、過去の記憶が曖昧で性格や雰囲気が前とは変わっていたのだった。

 一体どこまで風呂敷は広げられるのか。本当にこれはフィクション内での話なのか、現実の話なのか。連鎖して何が真実か、誰が敵で味方だか、当初から謳っていたように、何も信じられなくなってきた。
(文=三澤凛)

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