『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』は「内容が重すぎ」?  それでも「全自動卵割り機」登場で爆笑の声続出

『サザエさん』のアニメ放送50周年を記念する実写スペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(フジテレビ系)が、11月24日に放送された。


『サザエさん』の実写ドラマはこれまでに幾度も放送されているが、20年後という“未来の磯野家”を描くのは初の試み。何年経っても年をとらない「サザエさん時空」から開放され、カツオ(濱田岳)をはじめとする子供たちは皆大人に成長。今回初登場となったタラオの妹であるヒトデ(桜田ひより)も高校生として描かれた。

 だが、本作で描かれた磯野家はというと、商店街に開いた洋食店の経営難に苦しむカツオ、アパレル会社のデザイナーとして働くが芽が出ないワカメ(松岡茉優)、就活に励むも一向に内定をもらえないタラオ(成田凌)という、現代社会に揉まれ葛藤する姿がメイン。天海祐希演じるサザエは相変わらず快活だったが、全体的になんだかどんよりする展開が続き、「ストーリーが暗い……」「内容が重すぎる」という声も少なくなかった。

 日曜の夜にはややヘビーだった『磯野家の人々』だが、ネット上では“伝説の珍品”が登場したことで「ガチで笑ったw」「サザエさん愛を感じる」といった歓喜の声が上がっている。

 そのブツは「全自動卵割り機」。アニメでは2007年に放送された“伝説回”「父さん発明の母」に登場したもので、家事をまったくしない亭主関白な波平が購入した調理器具だ。本人はノリノリで購入した卵割り機だが、必要以上に卵を割りまくり家族を困惑させてしまう。波平の暴走っぷりだけでなく、機械で割った卵で作っただけの卵焼きにマスオが「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ」とお世辞をかましたことなども含め、ネット上でネタにされてしまっている品物である。

『磯野家の人々』では、波平(伊武雅刀)が押入れを開けて探しものをしている場面でガッツリ「全自動卵割り機」が映し出されていた。ほかにも布団で眠るフネ(市毛良枝)の枕元になぜか置かれるなどたびたび登場。たった一瞬の登場にもかかわらず、細部まで再現されていた。

 実は過去の実写ドラマ版でも「全自動卵割り機」が登場している。2010年8月放送の観月ありさ版で片岡鶴太郎が演じる波平が全自動卵割り機らしきものを制作。アニメとはかなり異なるデザインだが、当時ネットは大いに盛り上がった。2010年と比べるとかなりバージョンアップして登場した「全自動卵割り機」。ドラマ制作側はどういった意図で完全再現したのだろうか……。

『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』は「内容が重すぎ」?  それでも「全自動卵割り機」登場で爆笑の声続出のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!