アニメ『旗揚！けものみち』モフモフ要素が必須のプロレス！？大成功をおさめるも……第８話

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　『この素晴らしい世界に祝福を！』の原作者・暁なつめが送る異世界ファンタジー最新作『旗揚！けものみち』。今度の舞台は、「異世界×プロレス×けもの」という異色の痛快ドタバタアクションバラエティ。その第8話がオンエアされた。

第8話 「ケモナー×興行」
　闘技大会開催に向けて準備が始まった！　さっそく闘技場にリングが設置され、出場選手達が続々と集まってくる。しかし「何かが足りない」と厳しい表情を浮かべる源蔵。彼にとって無くてはならないケモノ要素が不足していると考えた源蔵は闘技大会に獣人を出場させようと奔走するのだが……。

　オープニングからプロレス感が強いこの作品も、とうとう作中でも実際にゴングが鳴るときがやってきた（1話めから鳴ってはいたけれど、異世界に来てから正式な試合では初）。

　この世界はではまだ誰もプロレスを知らない。全て源蔵の思うように作れることができる。元々レスラーとしても一流だった源蔵は、持てる知識を持って試合に必要なものを集めていたが、やはりケモナーの血が騒いでしまい獣人の参加者集めに奔走することに。

　この世界の面々は別に誰も求めていない獣要素。獣のこととプロレスのことに関してはこだわりが強すぎていつにも増してめんどくさくなる源蔵に手をやきつつも、皆の協力を経て参加者も集まってきた。

　一方、一話からずっと源蔵にいいようにモフられてきたヴォルフガングことボンちゃんとミーシャ。彼らも源蔵から半ば無理やり出場依頼されたものの、過去のトラウマからボンちゃんは外に出ることを怖がるまでになってしまう。大切な兄貴のそんな姿に心を痛めたミーシャはボンちゃん兄貴の代わりに自分が試合に出ることを決意する。

　巷では結構強いと有名で、兄貴と慕ってくれる弟子までいる男がモフられたことがトラウマになって外に出られなくなってしまうって、源蔵はどれだけ手荒にモフったのだろうか。というかプライドの問題もあるのだろう。いつも恍惚の表情にさせられていたし……。

　モフ要員も集まり、とうとう興行試合がスタート！　色々な組み合わせで進められる試合に観客も大興奮！　プロレスの試合にはドラマが必要

　そんな彼が求めた因縁めいたドラマが展開されるカードが切られた。それはタッグ戦カーミラと源蔵・そしてこっそりミーシャの様子を見にきていたボンちゃんが舞台にあげられ、ミーシャと組戦う事に。
　
　源蔵を恐れ外に出ることすら叶わなくなっていたボンちゃんが、弟子のためにリングに上がる！　これが待ち望んでいた因縁ドラマ！

　結果としては源蔵の圧勝に終わるのですが、観客の盛り上がりも最高潮となる最高の試合を行う事ができ、興行は大成功！

　出店していた屋台や試合のチケット代などファイトマネーもキチンと支払われペットショップの夢がグンと近づいたと誰もが思ったのだが……。

　花子の暴飲暴食、源蔵たちが暴れて壊した店の修理代などを請求され、結局雀の涙ほどしか残らず相変わらずの貧乏生活なのであった。

　しかし稼ぐ手段を得た彼ら、先は明るいか！？　一方、同じく召喚されたMAOも、魔獣を従えるというアイデアを手にして……？！　この二人の邂逅はいつになるのか？！
（文=三澤凛）