ドラマ『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』刑事ものではなくファンタジーもの?3次元がゆえにキャラのダダ滑り感がパネェ!第6話

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ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」公式サイトより

 『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』。第6話がオンエアされた。

 第1部が終わり、第2部が始まったと思ったら、斬新な演出法で度肝を抜かれた。清春の逃亡生活がダイジェストのように描かれる。この逃亡生活だけで2週くらい作れそうなエピソードが満載だったが、あえてそれをダイジェストとして流すことでコンパクトにまとめている。これは今後にもっと割くべきエピソードが残っているということに他ならないだろうが、このダイジェストはまるで報告書のような形がとられていたことが気になるところだ。

 警察の地下組織「ニッポンノワール」。この地下組織が碓氷薫殺害、また10億円強奪事件に関わっているとされている。あのガスマスクの男も薫殺害の時点でもう認知されておりニッポンノワールの人間であることが示された。
 
 さらに、このニッポンノワールには彼らの子供である克喜が大きく関わっているというのだ。捜査を進めていく中で警察病院が関わっていることが判明し、その内情を進めていく。ベルムズの数人がここで目撃されており、さらにそこから消息をたっている事実も発覚。間違いなくここに何かがある。

 しかし、この世界観にツッコミ疲れてきた。特撮ものを見ていると思えばいいのか、SFアクションを見ていると思えばいいのか。とりあえず一般的なドラマの設定からは大きく外れている。現代の日本とよく似たどこか別の世界のお話です、という前置きを自分に課してから観ないと脳が混乱する。それくらいにこのドラマは現実離れしている。現在政府のもみ消しがどうたらとニュースになっているが、それよりも連日色々問題が起こりそうな警察内部のあれやこれが多すぎて……。

 公式サイトに名前が載っていないマキという公安側の人間、あのちょっと狂った系の演技するやつ。名越もそうだけれど、あのヒャッハー系の演技って、2次元ならキャラとしてありだけれど、生身の人間がやってるのを見ると違和感半端ない。

 あの突然笑いだして変な節回しでしゃべるのってTHE・演技!!! という感じで、ナチュラルにやれる人は窪塚洋介くらいなものだろう。マキも名越もそして才門も、二次元や小説など空想の中ではかっこよかった類のキャラクターがダダ滑りしているのが、ドラマの展開よりも見ていて辛い。

 番組のラストで提示された「清春の覚醒まで34日」の文字。第2章は覚醒編ということだが一体何が覚醒するのか。次週はどんなファンタジー展開が起こるのだろう。いろんな意味を含んで、来週に期待だ。
(文=三澤凛)

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