アニメ『魔入りました！入間くん』男女が出会い頭にぶつかって恋に落ちるシチュエーションは魔界も同じ？第６話

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　両親の私欲で悪魔に売られた不憫な少年・入間くん。孫のいない悪魔に溺愛されて悪魔の学校に通うことになり！？悪魔たちと楽しく（？）過ごす魔界学園ファンタジー『魔入りました！入間くん』の第６話がオンエアされた

第6話「アメリの仮説」

　魔力をためることができる“悪食（あくじき）の指輪”を手に入れてしまった入間。常日頃から、人間だとバレないように生活していきたいのだが、指輪の力を知らずに、授業でまたもや生徒たちの注目を集める事件を起こしてしまう。そんな入間を「人間ではないか」と疑う悪魔がいた。その悪魔とは、生徒たちから尊敬を集める生徒会長のアザゼル・アメリ！ 女傑のアメリだが、入間を疑っているのには、ある意外な秘密があって…？

　『魔入りました！入間くん』は毎週安心して面白く観られる。今回も面白くて関心してしまう。

　目立ちたくないという意志とは裏腹に、入間くんは馬車での送り迎えをされたり、レッドカーペットまで敷かれたりと、どこまでも目立つ星の元にいるらしい。しかし、そんな目立つ彼を監視する目があった。

　今日から本格的に授業が始まる中で、避けて通れない魔術を使ったものがある。その一つが魔生物の授業の、初歩的な魔法となる「花を咲かせてみる」というもの。もちろん魔力のない入間くんは、そんなことはできないと見学気分だったが、クラスメイトが咲かせている花を見るうちに、自分だったらどんな花を咲かせたいかなーとぼんやり考える。ふわふわのピンクの花を咲かせたいな～と考えながら冗談で呪文を唱えてみると、なんと桜の大木が出現。先週手に入れた悪食の指輪におじいちゃんの魔力が取り込まれたせいで、入間くんも魔力を使えるようになったのだ。

　かなり大きな大木を出してしまったために、またしても注目を集めてしまう入間くん。この桜を見たことで、入間くんに注目していた生徒会長のアメリはmますます彼が実は人間なのではないかという疑惑を深めていく。

　なぜ彼女がこんなにも人間にこだわるのか。魔界では人間を食べるとうたってはいるが、その存在はもはや神話レベル。人間がいるって本気で信じてるの？ と言われる存在なのだ。

　しかし彼女の家には人間界の少女漫画が蔵書として存在しており、その少女漫画の文字は読めないまでも、中に描かれている典型的な遅刻しそうな少女が角を曲がってイケメンとぶつかるというシチュエーションに、ときめきを覚えていたのだ。女傑と呼ばれるアメリも所詮は思春期女子。少女漫画の王道シチュエーションに萌えてしまうのは致し方ない。

　そんな中、入間くんがゴミ掃除を手伝っているときにアメリと遭遇。しかもそのシチュエーションが、彼女が何度も読み返していたあの少女漫画の状況と酷似していてた。アメリはぶつかっただけで惚れてしまうこの力は人間に違いないと、人間の男はぶつかったら相手を恋に落としてしまうという大いなる勘違いで入間に恋をしてしまった。そして人間であるという疑惑をより深めていくことに。絶対に人間であることを知られたくない入間くんは、アメリからの疑惑をどうかわすことができるのか！？
（文=三澤凛）