アニメ『アフリカのサラリーマン』オオハシはクソすぎるし、なんでもありすぎてカオス！第６話

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　アニマルサラリーマンたちのかわいく、シュールで世知辛い、資本主義会社員デイズ『アフリカのサラリーマン』。第6話が放送された。

第6話「アフリカの陰湿な同僚」

　ある日、夏休みをいかに過ごすか妄想を膨らませるオオハシにトカゲから夏休みが無くなったという残念なお知らせが入る。カメ社長に抗議に走るオオハシだったがそこでは意外な朗報が…！　また別のある日には、同僚たちに小さな不幸を贈る社員ミツオシエが猛威を振るい、さらにはその上司のラーテルも現れて…!?

アフリカの童話　ハシ頭巾

　まさかの童話が始まるという、何でもありなアニメ。ストレスにより円形ハゲができてしまったオオハシは社長に赤フンで作った赤ずきんをもらう。

　そしておばあちゃんに荷物を持っていってくと頼まれる。サラリーマンらしく持っていってくれたらキャバクラに連れていってあげるという約束と、交通費も出るという生々しい交渉も。

　スマホでマップを見ながら順調におばあさんの家に向かうハシ頭巾は、道中で脱サラして猟師になったトカゲくんと遭遇。そんなトカゲくんも狼に尻尾をちぎれたりと苦労しているご様子だ。

　なんとかおばあちゃんの家にたどり着くハシ頭巾。おばあちゃんはもちろんライオン。そんなおばあちゃんに持ってきたのは、大量の仕事。そう、サラリーマンがメインの『アフリカのサラリーマン』。彼らの社畜の姿を描くのだ。

　せっかくベッドで休んでいても在宅仕事を強いるような仕事の量を押し付けて、ハシ頭巾はキャバクラの約束を胸に帰るのだった。

アフリカの夏休み

　大人も子供も人間も動物も楽しみにしているのは夏休み。オオハシは誰よりも夏休みを楽しみにしており、妄想を繰り広げ、トカゲくんにもそのワクワクを押し付けていた。

　しかしそんなオオハシに告げられたのは、夏休み中止のお知らせ。会社の方針で夏休みはなしというお達しが出たのだ。まじブラック企業。

　あまりの横暴さに切れるオオハシ。だが、これには理由があり今年の社員旅行でハワイに行くことが決定したために、夏休みがなくなったのだ。常夏の島でアバンチュール。しかも会社の金というミラクル！

　しかしこの旅行に参加するには、いま抱えている仕事を終わらせるのが条件。果たしてオオハシは仕事を終わらせることができるのか？！

アフリカの陰湿な同僚

　ライオンたちが務める会社には、陰湿な社員がいる。コピー機の真下にシュレッダーを置いていたり、オオハシのおニューのスーツにうんこ投げたりなど、何か精神を病んでいるとしか思えないラーテルだ。

　彼は怖いもの知らずで、何も怖くないと豪語する。上司がちょっと馬鹿で、何かイタズラしたことで文句を言われても、彼をあやつってもみ消してしまうのだ。

　もちろん顔が怖くて誰もが恐れるライオンのことも怖くない。しかし怒れるオオハシは、あの手この手でラーテルをそそのかし、キチンとスーツの弁償代を請求することに成功。しかしいたずらを辞めることはないようだ。

　なんでもクビにすると採用担当がポンコツという噂が建てられてしまうんだとか。世知辛い……。
　
　毎回オオハシのクズさにほれぼれするが、今回も潔いクズだった。
（文=三澤凛）