アニメ『BEASTARS ビースターズ』ビッチウサギにフォーリンラブ？尻尾をつい振ってしまうレゴシがかわいい！第５話

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　擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの群像劇、第5話がオンエアされた。

【第5話】

　舞台の上でビルを殴りつけ死闘を繰り広げてしまったレゴシだが、ルイの機転のおかげで芝居は成功を収め、謎の演劇部員として一躍時の人に。初めて自分の感情をコントロールせずに相手にぶつけたことに困惑するレゴシだが、幼馴染のジャックには「今のレゴシは生き生きしている」と言われる。 また、ひょんなことからレゴシはハルと夕飯を共にするが、ドギマギしているだけのレゴシとはうらはらに、ハルは逃げ出したくなる本能と戦っていた。

　学内で大きな話題となった演劇部の芝居。その後の反響もすさまじく、噂は尾びれ背びれをつけて広がっていた。噂の渦中にあるレゴシは幼馴染の犬、ジャックに昼の買い物を頼むなど普通の生活に支障をきたしていた。
　
　幕が下りた直後は活動停止を言い渡されていたレゴシ達だったが、そこに記者が乗り込んできたことで、ルイが機転を利かせて美談へと仕立て上げた。それによって活動はできることになったが、レゴシは元の裏方へと戻り、いつも通り目立たないポジションに収まる。

　あの舞台に上がった時の抑えられない、芝居ではない動き。ジャックもレゴシの行動が芝居ではないことに気付いていたが、特に変わらずに接してくれる。この存在がレゴシには大きな支えになっているようだ。

　いつも一人で落ち込み、一人で復活していてずっとそうでありたいと思っていたが、あの時は怒りをぶつけたい、コントロールしたくないと思ったのだ。そんなレゴシはいつもより生き生きとしてみえて、そういう時があってもいいじゃないかとジャックは肯定してくれた。

　一方、公演を終えて一息ついたルイはハルのもとを訪れていた。ハル！！ お前、ルイ先輩とも…‥？！？ もう何度も関係を持ったっぽい二匹。ばれたらばたハルの敵が増えそうだ。レゴシが知っても悩んでしまいそうである。

　ある日、レゴシは学内で女子にいじめられて反撃に出るハルを目撃する。彼氏を寝取られたウサギに対して強気に返せるハルがかっこいい。男が絡んだ女の戦いは、人間も草食動物も変わらないのかもしれない。それにしてもハル、何人と関係があるんだ。

　その流れから、ハルとレゴシは一緒に夕飯を食べることになる。ハルを目の前にしてその小ささや、かわいらしさにドギマギして上手くしゃべれないレゴシと、にこやかにしゃべってはいるけれど肉食動物を前に本能的に、体が逃げ出したくなっているハル。
　
　それぞれが心の中で葛藤と戦いながら表面的にはにこやかに食事をとる不思議なシーン。ハルもレゴシが悪い人だとは思っていなかったが、本能には逆らえない。よく肉食動物と関係を持とうと思ったな……。と自分でも突っ込むほどだ。そう、ハルは一度彼と関係を持とうとした。お互いの名前もちゃんと知らないのに、下着姿を見たことがあるという不思議な関係。だけど彼は彼女を抱かず、毛布をかぶせてくれたのだ。

　何事もなく終わった食事のあとに、ハルの靴を直したことから始めてお互いが目線を合わせてしゃべることが来た。レゴシはその目に引き込まれ、尻尾を振っていた。もうこれ完全に恋だ。イヌ科が尻尾振ってるのかわいい。狼だけどかわいい。

　やっと名前を知ることができたことで、これからこの二人の関係はどう変わっていくのか。確実にこの二人の関係の間に立ちはだかるであろうルイ先輩。そして肉食・草食という種族の違いがどうかかわってくるのか。まだまだ物語の冒頭という感じがするので今後の展開に期待したい。
（文=三澤凛）