アニメ『真・中華一番!』バカかわいい仮面の男のファンが急上昇?敵にしておくのはもったいないナイスキャラ!第4話

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『真・中華一番!』公式HPより

 90年代に一世を風靡した料理漫画『真・中華一番!』が、新しいビジュアルで再アニメ化! 第4話がオンエアされた。

第4話   怨念の鍋
 仕込まれたサソリの毒で対戦不能となったチョウユの代わりに、マオは仮面料理人と対決する。対戦成績は一勝一敗。最終決戦となる第三勝負の課題は「イセエビの鍋料理」。仮面料理人は16年前におきたチュウユとの因縁の理由をマオに述べ、その思いが詰まった秘策を使い、マオに挑んでくる。そして、完成した料理を審査するのは意外な人物だった…

 前回から続く三本勝負、最後の一戦となる今回は「伊勢海老の鍋料理」。毒を飲んだチョウユやメイリィたちに一刻も早く解毒剤を飲ませなければならないのに。そこそこに時間がかかることが目にみえている鍋料理にするって大丈夫か!?

 対戦相手の仮面の男は第1課題でチョウユを倒し、マオが勝負を引き受けなければ使わなかったであろう第三課題で自身の最大の秘策を登場させる。それは、海の幸の乾貨。自分が勝負にやぶれてから20年近く寝かせておいたこの乾貨は、魚介のうまみが凝縮されているらしい。

 鍋料理で出汁がぐっと出る具材の使用は、だいぶポイント高い。高級な冬の素材がガンガンに入った鍋……。単純においしそうだ。

 対してマオは山の幸が大量に入った鍋。こちらも素晴らしい。キノコ! 野菜! しかし仮面の男はそんなマオの作る鍋を見てほくそ笑む。山の幸はアクが出やすいので鍋が台無しになってしまうという。これは勝負にならないとほくそえむ。
 
 この仮面の男の思い込みの激しさとか、詰めの甘さ、ちょっとおバカなところがどんどんかわいく思えてくるのはなぜだろう。こんな勝負受けることないのにちゃんと続けちゃうところもバカかわいい。それにアクが出ちゃうから美味しくなくなっちゃうよってマオにアドバイスしちゃうのバカかわいい。

 もちろん、アクのことなど山育ちのマオは想定しており対策もばっちり。彼は紙で鍋を作ることで、その紙にアクをしみこませるということで問題を回避。

 この二人の勝負の判定をしに来たのは、なんとシロウ。なかなか帰ってこないマオたちを心配してやってきて、さらわれてしまったそうだ。

 そして状況を見てすぐに理解。どちらがどちらの鍋を作ったかは聞かされずに試食のみで判断することになったシロウは「美味しいと思った方を選べ。それが僕の鍋だ」というマオの言葉を信じて箸を進める。

 シロウの舌によって下された判定は、マオの作った野菜鍋の勝利。仮面の男の海の幸てんこ盛りの料理は、メインであるはずの伊勢海老の味すらも薄れてしまうほどの濃厚な乾貨が、主役をも飲み込んでしまい、ぼやけた味になってしまったらしい。対するマオの野菜鍋は、伊勢海老の味を主役に据えた野菜のうまみがスケールの大きさを出していたというのだ。

 こうして勝負に負けて解毒剤を手に入れたマオたちは、助けることに成功した。チョウユは起き上がると仮面の男との対話を求めた。彼がこの対決を仕組んだのは、過去にメイリィの母をかけて戦った勝負にて、チョウユが自分の食材にサソリを仕込んだと思い込みその復讐心からだった。
 
 しかし、この事件には裏がありサソリを仕組んだのはメイリィの母メイカであった。元々結婚の約束をしていた二人だったのに、父親がメイカの結婚相手を募る勝負などを開催してしまったことによって起こった悲劇……。

 仮面の男ことリエンはその事実を知り愕然とするが、メイカの生き写しのようなメイリィを見て彼女が幸せだったならと納得し、毒を煽るのであった。そう、彼は裏料理界が負けた自分を許さないことを見越し、さらに復讐心がおさまったことで死を選んだのだった。

 自分で勝負を挑んでおきながら、裏料理界に目をつけられたから気をつけろとチョウユたちにアドバイスを残し死を選ぶ男リエン。敵にしておくには惜しい男だった。

 かくして裏料理界との因縁ができてしまったマオたちの身辺はこれからもざわつきそうである。
(文=三澤凛)

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