『幻影異聞録♯FE Encore』女性キャラの露出度が“欧米版基準”になってしまう

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　2020年1月に発売予定のNintendo Switch専用ソフト『幻影異聞録♯FE Encore』が、キャラクターの“露出度”を巡って物議を醸している模様。事前の告知情報に誤りがあったとして、任天堂が謝罪文を公開していた。

　そもそも同ゲームは、2015年発売の『幻影異聞録♯FE』にいくつかの新要素を追加したゲーム。内容は『ファイアーエムブレム』シリーズとアイドル要素を組み合わせたもので、芸能人を目指す主人公たちが英雄の力を借りて戦っていく……といった物語だ。そんな『幻影異聞録♯FE』では、ヒロインが際どいアイドル衣装や水着を着る場面も。そのため『幻影異聞録♯FE Encore』でも、水着姿や際どい新コスチュームなどが期待されていたという。

　そんな中で任天堂は今年10月、公式サイトに「Nintendo Switch『幻影異聞録♯FE Encore』に関するお詫び」を掲載。「同タイトルは、2015年に発売したWii U専用ソフト『幻影異聞録♯FE』の欧米版である『Tokyo Mirage Sessions ♯FE』（2016年発売）に新要素を加え、全世界共通仕様での世界同時発売を目指して開発を進めております」と説明していた。

　つまりコスチュームの露出度なども“欧米版”が基準になるようだが、問題なのはそのことが事前に知らされなかったこと。公式サイトで任天堂は、「公式ホームページ上に、本来は同タイトルに含まれていないWii U国内版『幻影異聞録♯FE』のゲーム画面が誤って掲載されていたため、同タイトルの内容について、お客様に誤解を生じうる状態となっておりました」とも釈明している。

　その結果ゲーム公式サイトで公開されていたゲーム内画像は差し替えられたのだが、あまりにも肌色成分が減ってしまうという事態に。同作の発売を楽しみにしていたファンからは、「謝罪なんてしなくていいから国内版のコスチュームで出して！」「任天堂はなんて愚かなことをしてしまったんだ……」「最悪のナーフで笑えない」といった声が相次いでいた。

　とはいえ海外展開で規制されてしまうのは『幻影異聞録♯FE』に限った話ではなく、「規制で逆にエロくなった！」というケースも。たとえば以前は中国版『Fate/Grand Order』のコスチュームが話題になり、「布が増えてオリジナルよりもエロい」と注目を集めている。

『幻影異聞録♯FE Encore』も、布が増えた分かえって“色気”が増しているかもしれない……。まだまだ絶望するには早すぎるのではないだろうか。