NHKアニメ『ヴィンランド・サガ』目を覆いたくなるほどに残酷な拷問シーン…大丈夫かNHK!?第16話

NHKアニメ『ヴィンランド・サガ』目を覆いたくなるほどに残酷な拷問シーン…大丈夫かNHK!?第16話の画像1
TVアニメ「ヴィンランド・サガ」公式サイトより

 期待のNHKアニメ『ヴィンランド・サガ』の第16話がオンエアされた。

16話 ケダモノの歴史

 冬営のために略奪した村でイングランド兵の敵襲を受けたアシェラッドたちは、イングランド兵隊長を捕らえ、なぜ居場所がわかったのかを問い質す。拷問にかけられた兵隊長が口にしたのは、トルケル軍が迫っているという情報だった。動揺したアシェラッドの部下たちの間には不穏な空気が漂う…

 ラグナルの遺体を前に言葉を失うクヌート王子の姿からスタート。もう本当に心苦しい。しかも殺したのはアシェラッドなのに、よくもまぁいけしゃあしゃあと!! 

 アシェラッドがラグナルを殺した理由は、王子の自立のためである。ラグナルの背中に隠れていたクヌートは、王子としての器であるようにはお世辞にも見えなかった。

 アシェラッドはクヌートを自分の上司として今後担ぎ上げる計画があり、そのためにはついていくに値する上司になってもらわねばならなかったのだ。そのためには王子を庇護する存在であるラグナルが邪魔だった。

 雪道を追われることになったアシェラッド兵団。その理由を聞き出そうと生き残った兵を拷問にかける。これNHKで流していいやつ? というくらいに残虐性が高くて見ているのが辛い。

 しかし拷問をかけられていた兵士はもう既に覚悟を決めていたためか、口を割らない。さらに激しくなる拷問……痛々しい描写の連続。

 ラグナルの件もそうだが、アシェラッドは自分の目的のためにこうも人の命や体を簡単に傷つけてしまえる人間なのだ。キャラクターとして魅力的ではあるが、やっていることが恐ろしい。

 拷問が佳境に入ったころ、耳が敵の接近告げる。そこでとうとう兵士が口を開き近づいているのがトルケル軍であることが発覚する。
 
 トルケルという名前がアシェラッド兵団に響き渡ると、さすがに緊張が走る。少し前に大きな犠牲が出たトルケル戦。皆トルケルの桁外れの強さを目にしているのだ。アシェラッドの顔にも焦りが浮かぶ。

 慌ただしく出発準備が開始されるアシェラッド兵団。その中には仲間を見限りトルケルに寝返ろうとする面々も現れる。それをある程度予想していたアシェラッドは彼らを罰することはなくトルケルの脅威から距離をとるために前に進む。食べたまま歩き、寝たまま歩く。それくらいしないとトルケルに追いつかれたら、確実な死が待っているのだ。

 しかしトルケル軍はあっという間に距離を詰めてくる。寝返ろうとした元アシェラッド兵団は即座に殺され、トルケルの斧の餌食となった。トルケルの主義主張は一貫している。弱いものはいらないし、一度裏切ったものはまた裏切ることを心得ているのだ。

 行軍を進めていく中で、橋を渡るアシェラッド兵団。自分たちが渡った後は橋を落とすようにしているらしいが、ここが彼らの運命の別れ道であった。橋を壊す指揮を任されたトルグリムとアトリ。彼らはその作業をしながら密談をかわす。

 アシェラッドに対しての不満が着実に積み重なり、現状の兵団の状況を鑑みて寝返るという派閥ができてきてしまったのだ。王子を土産にトルケル軍につくのがいいのではないかと、なんと半数以上の人数が裏で密約を交わしていたのだ。

 しかし、アシェラッドには特技がある。顔を見ればそいつがどんなやつなのかが大体わかってしまうのだ。だから部下たちの中にそういった思惑を持ったやつが増えていることなどもうとっくに知っていたのだ。

 彼は王子、トルフィン、ビョルンをこっそりと呼び出し何かことが起こった時に動きやすくなるように調整を始めていた。

 しかし、橋落としにかかっている間に、トルケル軍が目視できるほどの距離に到着してしまう。あいさつ代わりの攻撃をされたことでアシェラッド兵団に大きな亀裂が入ってしまう。

 トルケル軍が真後ろに迫った中で起こる内紛。このもたつきがもたらす結果はいかに。
(文=三澤凛)

NHKアニメ『ヴィンランド・サガ』目を覆いたくなるほどに残酷な拷問シーン…大丈夫かNHK!?第16話のページです。おたぽるは、漫画アニメ作品レビューマンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!