いま、中国人の新たな観光スポットは世田谷区……いったいなぜ？【中国ニュース】

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　一時はマナーの齟齬などから問題になった爆買い中国人。そんなスタイルの中国人観光客は減少し、よりディープなスポットが求められるようになってきています。中国でも人気の『スラムダンク』の聖地として江ノ電沿線がにぎわっているのもその一つ。

　より日本的な風景を見ることができる穴場が求められているわけですが、そんな中で新たな観光スポットとして話題になっているのが、世田谷区です。

　東京23区の一角を占める世田谷区。下北沢をはじめ、味のあるスポットがあるのですが、なにが中国人の心を惹きつけるのか。「新浪網」などで配信されている「东京最有名的富人区，女孩颜值不输明星，高端人士聚集于此（東京でもっとも裕福な地域。女の子は明星を失わずハイエンドな人が集まる）」では、その魅力が綴られています。

　この記事では日本の大都市は競争が激しいため、日本人は毎日笑っているように見えるが実際には非常に疲れているのだとしています。そのために時間の進み方がゆったりとした地域に人気が高まっていること。世田谷区は日本の大都市圏でも時間の流れが比較的遅いレアな場所だとしています。そのために、富裕層が集まっている地域もあることを指摘します。

　もちろん、ただ来てみただけでは違いはわかりません。記事中では「注意深く観察すると、ほかの地域との大きな違いを見つけることができる」いいます。

　また、富裕層が集まるこの地域はほかの地域に比べて民家も特別なスタイルになっており居住する政府関係者も多いというのです。

　そうした事例を踏まえて、記事では繁栄の一方でストレスの多い大都市の中で世田谷区が絶妙なゆったりした雰囲気があると絶賛しています。

　大都会の中で独特の雰囲気を絶賛される世田谷区。日本人は気づかない都会のエアポケット感があるということなのでしょうか。
（文＝中国ニュース取材班）