ライオンズの4連敗で不満爆発……リーグ優勝に水を差すCS制度はやっぱり不要なのか？

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　10月13日に全日程を終えたプロ野球クライマックスシリーズ。セ・パ合わせて計8試合行われたファイナルステージを観たファンの間で、西武ライオンズの試合ぶりが話題になっている。

　ファーストステージで楽天ゴールデンイーグルスを破ったソフトバンクホークスは、ファイナルステージで満を持してライオンズと対決。ペナントレース1位と2位の間で熾烈な戦いが行われるかと思いきや、ライオンズが4戦全敗という散々な結果に。しかも、リーグ王者であるライオンズは常にホームで戦うことができ、あらかじめ勝ち点1が与えられていた有利な状況。まさかのコテンパンな負けっぷりに、ファンからはため息が漏れた。

　4日間の試合で計32失点という体たらくのライオンズに、野球ファンからは「CS制度が悪いのか4連敗したチームが悪いかと言われれば、チームが悪い」「4連敗はさすがに擁護できないだろ。いくらなんでも王者にしては情けなさすぎる」「全試合ホームで有利な後攻、引き分けでも勝てるルールだぞ？ 日本シリーズで恥かく前に敗退してよかった」と厳しい声が。しかし、一部では「CS制度のせいでリーグ優勝に価値がなくなったよな」「CSの後に日本シリーズが待ってるんだし、最初からリーグ優勝同士で試合すればいいだろ」といったCS制度そのものへの不満も少なくない。

　CS制度はペナントレース終盤でも消化試合が生まれにくいというメリットがあるものの、リーグ優勝の熱気が“下剋上”によって水を差されてしまう可能性もある。日程が詰まってしまい、短期決戦の苦手な球団が不利になりがちなクライマックスシリーズ。以前から賛否はあるものの、今後も議論は続きそうだ。