中国で200あまりの未成年ポルノを撮影した夫婦が逮捕　流出したポルノから特定された少女も……【中国ニュース】

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　中国に「浆果儿」という言葉があります。「浆果」はブドウなどの果物を意味する言葉ですが「浆果儿」となると、ネット上で流通するポルノビデオの隠語になるそうです。

　このポルノビデオの製造流通をめぐって、西安市公安当局が摘発した事件が話題になっています。

　事件の発端となったのは、今年8月頃にネットに流出したポルノビデオ。その作中では屋外でロリータ服を着た少女が大学受験をすることや「西安音楽院にいきたい」などと語っています。

　中国ではポルノビデオの流通は違法ですが、ネット上を注意深く探せば入手は可能です。中国版Twitterである微博やQQなどを通じて宣伝が行われ、データの売買にも利用されています。この動画は、出演している少女が実在する学校名などを口走っていることからネットユーザーによる本人の特定が活発化したようです。

　そうした最中、被写体となった少女の友人を名乗る微博のアカウントに、この事件の真相を告白する書き込みがなされました。

　これによれば、少女は＜ひげ＞と名乗る制作者に騙されてホテルでわいせつな撮影をされた後に、そのデータを材料に脅迫されて屋外でのインタビュー映像を撮影されたとしています。そして、本来は購入者しか視聴できないような本人を特定できる部分の映像が流出したことについては、少女が警察に相談したために＜ひげ＞の妻が流出させたのではないかと告発しています。

　すでに＜ひげ＞は公安局に拘束されているそうですが、わいせつなビデオや写真を撮影された少女は200人に及んでいるとされています。

　中国ではポルノがアンダーグランドでのみ流通してるという事情から、女性を騙して出演させたり、時にはレイプして撮影するということも行われているといいます。なんとも危険なことになっているのでしょうか。
（文＝中国ニュース取材班）