ラーメンが一杯2,000円だって? 長野県からやってきた極上の高級ラーメンコースを食べてみた

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 2,000円ラーメンだって?

 いったい、どんな意識の高いラーメンが出てくるのか。期待よりも不安でいっぱいにな
ってしまった。

 これまでも何度も取材している長野県伊那市。こちらから出向くことが多いが、時折東京で取材することもある。銀座にある「銀座NAGANO」に伊那市の物産が出展することがあるからだ。

 都内にいくつもある地方自治体のアンテナショップ。中にはフラリと立ち寄りたくなるショップもあるが、こちら「銀座NAGANO」はなにか用でもないと近寄ることはない。なぜなら、あまりにも意識が高く、かつ高級志向な運営方針だからだ。

「ていねいな暮らし」なんて言葉を口にしたり、糸井重里みたいな生活スタイルが好きな人向けで、大都会で土地の香りを求める人にはまったく向かない。加えてラインナップも「長野県」寄り。「信州」の物産は決して多くはない。前に立ち寄った時にはイベントとして販売されていた、ざざ虫なども結局は常設されていない。

 そんなところに2,000円のラーメンで一日限定出店を決めた上伊那広域連合。なにか方針が迷走しているのかといえば、そんなことはない。だって限定で100食のみ。食材の費用と伊那市からやってくる人たちの人件費を考えると、 ほとんどボランティアではあるまいか。

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……そんなことを考えながらやってきた「銀座NAGANO」。混雑しそうなランチタイムを外したのだが、すでに席は満員であった。

 さっそく筆者を見つけてやってきたのは、この企画を担当している唐木玲さん。今は伊那市役所から上伊那広域連合の地域振興課に出向している。毎年、秋になると家族でイナゴを収穫して佃煮をつくっている生粋の伊那人である。

 まったく空気を読まない筆者は挨拶と共に余計な一言。

「いやあ、出展料が大変ですねえ〜」
「そんなことないんですよ」

 長野県の物産でも常設してもらうには、色々とハードルのある「銀座NAGANO」だが、やっぱり県の施設。各自治体が年に一回だけ無料でイベントスペースを使うことができるそう。

 その機会を生かして、今回は伊那の人気店の協力の下で季節の食材を生かした料理を都会の人に味わってもらうというのが、今回の趣旨。

 そこで今回協力してくれたのが、伊那の人気店であるジビエ料理店「ざんざ亭」とラーメン店「蒼空」である。「人気店」とは書くが、まだ筆者はいったことはない。

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