木村拓哉主演『グランメゾン東京』12.4%で「好発進」と喜べないワケ 「制作費をペイできない」!?

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TBS系ドラマ『グランメゾン東京』公式サイトより

 10月20日からスタートした木村拓哉主演の日曜劇場『グランメゾン東京』(TBS系)の平均視聴率が12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

 この日は生中継されたプロ野球日本シリーズ「巨人―ソフトバンク」第2戦の放送時間延長のため、50分遅れでの放送開始となった中での2桁発進。また、日本シリーズ以外にも、他局ではラグビーW杯の準々決勝『日本―南アフリカ戦』(NHK総合)が放送されており、スポーツ中継に注目が集まった中での初回だっただけに、各メディアも好スタートと報じている。

「しかし、“成功”と言ってしまうのは早計です。前クールの同枠『ノーサイド・ゲーム』の初回視聴率は13.5%だったし、木村が主演した直近の連続ドラマ『BG〜身辺警護人〜』(昨年1月期放送、テレビ朝日系)の初回15.7%でした。放送開始が50分遅れだったことを割り引いても、12.4%という視聴率はちょっと物足りないですよね」(スポーツ紙記者)

 テレビ離れが叫ばれる昨今においては、確かに悪い数字ではない。だが、同ドラマの制作費は1話1億円とも報じられており、悪くない視聴率程度では採算が取れないのだという。

「通常のドラマの制作費は1話2,000~3,000万円ですが、木村主演のドラマだけに当初5,000万円を見込んでいたそう。しかし、共演陣に沢村一樹や鈴木京香といった主役級を擁しているため、たださえ人件費がかさむのに、撮影NGで知られる3つ星レストラン『ランブロワジー』でのフランスロケ、高級食材を使用するといった木村のこだわりで、制作費が1億円を超えてしまったとか。ここまでお金がかかってしまうと、視聴率が18%は取らないとペイできないそうです。米倉涼子主演の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)も同じく1話1億円だそうですが、17日放送の第6シリーズの初回視聴率は期待通りの20.3%。TBSとしては、最低でも15%は欲しいところでしょうが、次回からどれぐらい盛り返せるかは微妙なところ」(同)

 実はドラマに限らず、テレビ番組は2回目以降の視聴率が初回を上回ることはあまりない。スポーツ中継という“エクスキューズ”がなくなる次回放送の視聴率で、木村の真価が問われることになるだろう。

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