ドラマ『4分間のマリーゴールド』みことが藍に“死の運命”が視える特殊能力があることを告白 物語が動き始めた第2話

金曜ドラマ『4分間のマリーゴールド』|TBSテレビより

 小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエによる同名漫画が原作、手を重ねた人の「死の運命」が見えてしまう特殊能力を持つ救急救命士,花巻みことと、義姉,沙羅の禁断の恋を描く切ないラブストーリー 第2話がオンエアされた。

1年後の誕生日に最愛の義姉,沙羅(菜々緒)が死ぬ運命にある―――。
みこと(福士蒼汰)は、沙羅と初めて会った日に視えた“死の運命”が今も変わっていないことに動揺するが、絶対に沙羅の運命を変えると心に誓う。
沙羅のことを過剰に心配し始めたみことの異変に気づいたのは藍(横浜流星)だった。藍は、みことの様子に違和感を覚える。
そんな藍にも、実は1人で抱えている秘密があった…。
なぜ料理を作り始めたのか、その理由や家族への思いを知ったみことは、藍に“死の運命”が視える特殊能力があることを告白する。
ある日、みことは救急出動した先で、藍が料理の師匠と慕う老婦人,和江(松金よね子)と出会う。和江は、過去に息子を亡くした寂しさからむやみに救急車を呼び困らせていた。
しかし数日後、和江が本当に病で倒れてしまう。和江の救命に駆けつけたみことは、和江の手に触れた際、彼女の“死の運命”を視てしまい…

 今回はみんな大好き横浜流星演じる藍メインの回! 花巻毛の台所を守る末っ子藍が料理に目覚めたエピソード。

 救急救命士をしているみことの職場で一番困る出動は、救急車を呼ぶほどではないのに、さみしさや心細さから緊急性のない病状で呼ばれてしまうこと。本当に必要な人がその裏で助けを待っている可能性もあるため、呼ばれたからには放っておくこともできない。

 毎年同じ時期になると救命士を呼び出し、ごはんを食べさせようとする老女,和江。彼女は10年前に息子を亡くし、その事実を未だ受け止めることができずごはんを作りすぎてしまうのだという。 その残りを誰かに食べさせたいという思いからの行動だが……。

 この困ったおばあちゃんと、藍が知り合いだったことが発覚。彼女は藍の料理の師匠で「藍くん」「和江ちゃん」と呼び合うほどの仲良しだった。

 その出会いは、意外なことに藍が学校でいじめをうけていたことから始まる。そのことを家族に話せず、ひとりでどうにか対処しようと考えていた藍。まっすぐに家に帰ることができずに公園でパンをかじっていたところに現れた和江ちゃんが、自作のおかずを差し入れたことがきっかけだった。

 一口だけ食べてその場を離れようとしたもののあまりにも美味しかった和江ちゃんの料理に感動。その料理を習っていくようになる。料理を作ると学校での嫌だったことも忘れられ、家で料理をふるまうと家族が喜んでくれるといいこと尽くしとなった。藍にとって和江ちゃんは料理の師であるとともに、自分を救ってくれた恩人でもあった。

 ある日、藍がいつものように和江ちゃんの家に料理を習いに行くと、耳が遠い、半身の動きが鈍いという病状を訴える。これはあまりよくない病状なのでは? と慌てて兄のいる救急を呼ぶ藍。今回は本当の救急呼び出し、みことは恐る恐る和江ちゃんの手の平に手を重ねると処置が遅れ命を落とす姿を見てしまう。

 どうにか運命を変えようと同僚たちに設備の整った病院への搬送を打診するが聞き入れてもらえず、見た通りの運命をたどり和江ちゃんは命を落としてしまう。

 大事な弟の悲しむ姿は見たくなかったが、やはり回避することができない運命に悲観にくれるみこと。そんなみことの様子がおかしいことをさらに心配する藍。

 そんな藍に、みことは自身の持っている能力について語ってしまう。どこまで藍がみことの力を信じたかはわからないが、みことの行動を見てその力を持ったが故にかずえちゃんを助けようとしてくれたことを見ていた藍はその行動に感謝を示した。

 この兄妹の家族愛が強すぎるのがちょっときれいすぎるなぁと思うが、その愛情のどこまでが家族愛なのかがこれからポロポロ明かされていくのかもしれない。
(文=三澤凛)

ドラマ『4分間のマリーゴールド』みことが藍に“死の運命”が視える特殊能力があることを告白 物語が動き始めた第2話のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!