アニメ『俺を好きなのはお前だけかよ』大親友の裏切り行為！人は誰しも裏の顔を持つが…？第３話

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　自分が“モブ”だと気づけなかった主人公と、個性的な女の子たちの学園青春ラブコメディーが描かれる話題作『俺を好きなのはお前だけかよ』の第3話がオンエアされた。

「俺はお前と会っていた」
　終わった、完全に終わったよ。誤解が誤解を呼んで、ひまわり＆コスモスに愛想を尽かされちまった。それだけじゃねえ。パンジーの呼び出しで向かった図書室で、絶対に嫌われたくなかった親友・サンちゃんからも絶縁状を叩きつけられちまったんだ……。おまけで、俺の愚かで浅はかな『悪行』のウワサは瞬く間に広まっちまって、正真正銘、俺は何もかも失ってしまった。ハハハ……。けど、これでいいのかもな。俺みたいなクズには分相応の状況だよ。って、ちょっと待てよ、パンジー。……嘘だろ？　『そいつ』が俺を欺き、全てを裏で操ってた黒幕だったのか？　

　誰もが誰かに見せる顔とは別の顔を持っている。主人公じょーろも最初は鈍感系やれやれ男を演じていた。しかし、人は自分が信じたいと思う面しか、相手のことを観ていないものである。

　パンジーといるところをサンちゃん、ひまわり、コスモスに見られてしまったジョーロ。しかし、その場で誤解をとこうとするも、さらに状況が不利な方向に話が一転。結局最終的には一番嫌われたくなかったサンちゃんからも絶交を言い渡され、学校側にその噂が拡散された。これにより彼はクラスでのけ者にされてしまう事態となった。

　毎朝上履きがデコられ、無視される生活がスタート。誰もジョーロに話しかけていこない。強い孤独感をまとう。そんな生活が一週間ほほど続いた後、パンジーがジョーロにコンタクトを取ってきた。

　図書室に向かい、指示された通りの本を受け取りにいくちょうどそのタイミングで、サンちゃんが登場。慌てて姿を隠した彼は衝撃的な話を聞いてしまう。

　デレデレのサンちゃんに質問を投げかけるパンジー。その質問は「なぜジョーロくんを陥れたの？」というもの。最初はのらりくらりと質問をかわそうとするサンちゃんも、パンジーの全てを見透かした語りに、誰からも好かれるさわやかで完璧な青年サンちゃんの仮面がはがれ、本性が現れた。
　
　目つきが違い、話し方も違い、人を小ばかにするように真実を話すサンちゃん。ジョーロを陥れたのは、中学時代にサンちゃんが元々好きだった人がジョーロを好きだったということが発端だったのだ。

　　またジョーロに負けた悔しさから、サンちゃんが暴走しそうになったところでジョーロがその場に現れる。お互いの本性があらわになった元親友同士。
　しかし、意外にもジョーロがサンちゃんに対して怒りをあらわにしたのは自分を騙したことではなく、ひまわりとコスモスの恋心をあざ笑ったことだった。その剣幕にサンちゃんは退き、とりあえずこの場は収まりを見せた。

　この全ての様子をひまわりとコスモスもそっと見守っていた。ジョーロにかかっていた誤解も全て解かれ、学校生活には平穏が戻ってきた。3人との関係はまだ元通り、というわけではなさそうだったがそんな結果をパンジーに報告にいくと、そこでパンジーの真の姿が明かされる。パンジーの真の姿を知ったジョーロは一体！？
（文=三澤凛）