吉沢明歩が恋愛小説家に? 「会いにきて、私を肌で感じてほしい」 レジェンドと呼ばれた元セクシー女優が引退後に告白!

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――  取材の際、質問者の意図をじっくりと読み解き、どちらかというと多くを語らないスタイルの吉沢さんですが、最近はイベントのMCもされていると知って少々心配しました。カウンセラーやイベントのMCは、個々のパーソナリティが瞬時に試される仕事ですから。

吉沢 矢継ぎ早に質問して、会場を盛り上げるようなMCはできません。なので、自分なりのMCや進行を模索しています。メインMCの方がいる場合が多いので、メインMCのサポート的な役割を心掛けてますね。

 この16年間、ずっと様々なイベントに出演してきただけに、引退した途端にイベントへの出演が途切れてしまい、ファンの方々の前に立つことも少なくなってきたので、ならばMCとしてステージを盛り上げていきたいと。とにかく、私のイベント出演が少なくなってファンの人たちも飢餓状態だし、私自身もそうなので。今後もMCのオファーを頂けたら、ぜひお受けしたいと思います。

――  さて、今回のインタビューの核心に迫ります。女優業にとって、脚本や演出は必要不可欠な要素でしたね。そんな、ずっと守り続けてきたルールから解放された吉沢明歩が目指そうとする、脚本も演出も存在しない次なる表現手段とは?

吉沢 実は、20代の後半から、小説家になりたいという想いはありました。以前から、小説を読むのも好きだったので。特にジャンルへのこだわりはなく、湊かなえさんとか東野圭吾さんとかの作品をを読んできました。

 それとは別に、それらの作家の小説が映画化されると知ると、今度は映画の方が楽しみになるんです。映画になると、役者さんの演技力によって人物像が変化していくところが面白いんですね。それから、原作を読んだ際にイメージしていた世界観が、映画では違った解釈になったりしていて、なんでもっと深く掘り下げてくれないんだろうと思ったりすることも多かったですね。あと、思い入れの強いシーンがなくなっていたりすることもあって、非常にもったいない気分になってしまったり。

 そんな経験を繰り返している内に、自分なりに表現してみたいと思えるテーマが見つかったんです。ブログもずっと続けているので、文章を書くことはきらいじゃないです。でも、ストーリーを構成する上で、人物相関図なんかを思い描いたりしている瞬間に筆が止まってしまう。やっぱり、自分には無理なのかなと、全体の半分くらい書いたところで筆が止まったままになってしまったり……。最終的には、その倍くらいの枚数を想定しているのですが、なんだか書く自信がなくなってしまいました。

――  ぜひ読ませて頂きたいのですが、このままだとかなりの時間を必要としますね。

吉沢 うーん、私が経験していないことなんかも書かないといけないし。自分では様々な経験をしてきたつもりではいるんですけど、実はそんなに深くはなかったんじゃないかと気づいたり。また、それほど人と深いコミュニケーションをとってこなかったのではないかとも考えます。わがままが言えないタイプの人間なので、そんなことを考えていたら他者との関係性も薄いような気がしてきました……。

――  吉沢明歩という女優は、作品に応じて役の強度がドラスティックに変化していく存在でした。

吉沢 周囲にわがままが言えなかった分、16年間ずっと過激で個性的な役に憑依していったのかも。本心では、もっと自分自身を自由に解放したかったのかも知れませんね。でも、女優だったら一人の人間をきっちりと演じることで成立したんでしょうが……。これが小説となると、描かれるものすべてじゃないですか?もっと深いし、全然違うんだなと痛感しました。

――  現在、僕の周辺からも何人かの小説家が誕生しています。キリスト教徒の映画監督であったり、世界84カ国を旅した元祖バックパッカーであったりと様々です。異端児的な原体験をベースに、小説という手段を駆使して同調圧力に屈しない抵抗を試みる人間は多いですよ。吉沢さんも、そんな世情に逆行する人間のオーラを強く放っていますよね。

吉沢 私は仕事を通して、わが身を置いた業界への憧れや偏見をとても客観的に見てきました。セクシー女優になって直ぐにスポットライトを浴びてしまうと、お姫様になれちゃうんですよ。そんな価値観にどっぷりと浸かって仕事を続けていくと、妙な勘違いをしてしまいます。自分ではそう思わなくても、女優さんというだけで周りからお姫様扱いされちゃいますからね。でも、その業界から一歩でも抜け出そうとした時に、私はそうであってはいけないと早い時期から感じていました。

――  10月30日、ロフトプラスワンの『私たち、恋愛小説家になりたいんです。』というイベントに出演されますよね。ロフト系列のお店にも度々出演されていますが、今回はどんなトークが展開されるんでしょう?

吉沢 小説を書いていること自体は数年前からブログに書いているので、コアなファンの方々はすでに知っています。ところが、進展が見えないので本当に書いているんだろうかと、みなさん疑心暗鬼になっているはずです。それならば、ロフトプラスワンのような言論空間で、「私も、恋愛小説家になりたいんです」と、宣言させて頂けたらと。

 みなさんと顔を合わせてお話をさせて頂く機会が、セクシー女優引退後からめっきりと少なくなってしまいました。なので、飢餓状態のファンの方々に今の私を知って頂き、最近の身辺状況もお伝えする濃密なステージになったらいいなと思います。

 会いにきて、吉沢明歩を肌で感じでほしいと願っています。

(構成=昼間たかし事務所/取材・執筆=増田俊樹)

<イベント情報>

『惑星たち』出版記念イベント
私たち、恋愛小説家になりたいんです。

芸術の秋、食欲の秋、そして読書の秋。
レジェンドと呼ばれた元セクシー女優・吉沢明歩が、まだ見ぬ恋愛小説の風景をプリミティブに告白。
また何故、長編小説『惑星たち』を上梓したキリスト教徒の映画監督・松本准平は、恋愛小説に魅せられてしまったのか?
同調圧力に屈しない異端の筆致が、風貌、生業、性差、貧富、宗教、民族、肌の色への謂れなき偏見にひとり逆行する!
禁断の抵抗を試みる人間たちが放つ、スキャンダラスな一夜に祝福を!

【出演】
吉沢明歩(女優/タレント)
増田俊樹(俳優/映画監督)
松本准平(脚本家/映画監督)
昼間たかし(ルポライター)
鈴木邦男(著述家/評論家)
瀧澤亜希子(三島由紀夫研究家)
日野弘美(ロフトプラスワン)

【日時】
10月30日(水)
OPEN 18:30 / START 19:30
【料金】
前売 ¥2500 / 当日 ¥3000 ※要1オーダー(¥500以上)
【会場】
ロフトプラスワン
160-0021 新宿区歌舞伎町1-14-7 林ビルB2
TEL 03-3205-6864
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/

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