アニメ『真・中華一番!』伝説の飯テロアニメが帰ってきた!でも久々すぎてちょっと混乱の第1話

アニメ『真・中華一番!』伝説の飯テロアニメが帰ってきた!でも久々すぎてちょっと混乱の第1話の画像1『真・中華一番!』公式HPより

 90年代に一世を風靡した料理漫画『真・中華一番!』が、新しいビジュアルで再アニメ化! 待望の第1話がオンエアされた。

夢を継ぐ者
 劉 昴星(リュウ・マオシン)は料理修業を終え、メイリィ、シロウとともに広州にもどろうとしていた。その旅の途中、養鶏で栄える町にやって来た3人は、空腹のところを、鶏料理屋の娘ティアに助けられる。そこで真っ黒な鶏を見かけ、”兄貴を殺した不幸な鶏”だとティアに告げられる。その鶏を見たマオはある決意をする。

 元々が家族みんなでみれる日曜の『ちびまる子ちゃん』タイムの流れでオンエアされていた作品。それがど深夜での再アニメ化。今回のアニメ化のターゲットに「あの時にアニメを見ていた年代」も必ず入っていることだろう。

 それにしてもだいぶ時間が経ちすぎている。新規視聴者も大勢いることだろう。それを考えると少し説明不足が過ぎる部分も多いように感じる。ほら、お前ら知ってるだろ」然とした説明不足が少々気になってしまう。

 そして、当たりまえだが声優変更。元々主人公のマオの声を担当していたのが田中真弓さん。一言しゃべれば誰でも彼女だと分かるボイスなのに、どのキャラをやっても別の人物に聞こえる稀有な声。

 それに比べると、今回の主人公である藤原夏海さんの声は欲も悪くもクセのないあっさりとした声だ。もちろん少年らしくマオらしい声ではあるものの、やはり大御所の声優の実力と個性のすごさを痛感させられる。

 時間軸がいまいちわかりづらかったが、特級厨師の資格はすでに取得済み。レギュラーキャラクター達ともすでにそれなりの交流がある設定のようだ。メイリィやシロウとはもう既に一緒に旅をしている。

 今回は旅路の途中で出会ったティアという少女と出会い、鳥料理品評会に参加するというストーリーだ。マオの腕前によって絶品の鳥料理ができるのだが、中華一番の見どころはごはんを食べたときのリアクションだと思っているのだがそ、れが旧作よりもだいぶ抑え目だったのが残念だ。時間帯的にシリアス路線なのだろうか。

 所々突っ込みどころもあったが、旧作に夢中になった世代が中華一番の何を愛したのかを尊重しつつ、新規ファンにもまた愛されるような作品になってもらいたい。個人的には原作まで追っていてたわけではないので、今後は完全オリジナル作品として毎週楽しみに見ていきたいと思う。
(文=三澤凛)

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