アニメ『旗揚！けものみち』タイガーマスクはケモナーか獣人か？異色すぎる異世界ファンタジー第１話

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『快感♀（メス）堕ち～DK美結、初めてのメスイキ～』より

　『この素晴らしい世界に祝福を！』の原作者・暁なつめが送る異世界ファンタジー最新作『旗揚！けものみち』！ 今度の舞台は、「異世界×プロレス×けもの」という異色の痛快ドタバタアクションバラエティ!?　第1話がオンエアされた。

第1話 「レスラー×召喚」
　プロレスラーのケモナーマスクこと柴田源蔵は、宿敵MAOとのタイトルマッチの最中、突如として異世界に召喚されてしまう。エドガルド王国のアルテナ姫から魔王と邪悪な魔獣の討伐を依頼されるも、それを拒否して王国から追われる身となった源蔵は、逃げ込んだクラスタの街で狼の獣人であるシグレと出会う。

　また異世界モノか……と辟易する気持ちもあるものの、キーヴィジュアルからもかなり異端の香りが漂う『旗揚！けものみち』。主人公はムッキムキのプロレスラー源蔵。ケモナーマスクとして君臨しタイトルマッチを最後に第2の人生に踏み出そうとしていた。

　試合でもどこでも常に一緒な愛犬ひろゆきと共に試合中に異世界に飛ばされてしまったところから物語が始まる。人間異世界に到達すると、頼れるのは己の体だけである。その点プロレスラーの源蔵は強さは折り紙付きだ。

　しかし彼は病的なほどに熱狂的に獣が、動物が好きだった。彼を召喚したものたちの望みは「獰猛な魔獣を退治する」こと。「獣」を討伐するなど源蔵にとってはもってのほか。あっという間にこの国の姫に技をかけて終われる身となってしまう。

　源蔵の飛ばされたこの異世界は、人間と獣人が共存している世界。プロレスラーの衣装で飛ばされた源蔵は一目をひき、チンピラに目を付けられるも、相手が獣人だったことでテンションが上がりモフり倒してしまう。

　獣人といえども大の男がさらに大きめの男にモフられ、獣として気持ちいい所をつかれまくってメロメロにされてしまうという、ある意味恐ろしい相手に度肝を抜かれてしまう悪者一味。

　彼らとは別のいかにも悪役な顔のエドガーに売り飛ばされそうになっていたシグレを助けたことで、源蔵はこの世界で獣の良さを人々にわかってもらう事を使命として生活することを決意するのだった。

　源蔵にかかればケルベロスも頭が3つもあってモフるにはお得！　と感じたりどんなに狂暴でもそれをいなせるだけの筋力があったりと異世界の人たちはさぞ驚くだろうという規格外っぷりを見せてくれる。

　ひろゆきのようなTHE 犬というような存在がいないらしいので、ペットという概念がないのかもしれない。その中で全ての獣を無条件で愛する源蔵という存在はどんなアクシデントを巻き起こしていくのか。

　獣人との関係や、トラブルをおこした姫たちとの今後など気になる点も多い。源蔵自身のキャラクターも面白いので期待して続きを待ちたいと思う。
（文=三澤凛）