アニメ『ヴィンランド・サガ』アシェラッドの秘密がついに明かされる! 彼が企てる「計画」とは?

TVアニメ「ヴィンランド・サガ」公式サイト

 NHKで放送され、さらにはAmazonプライム・ビデオにて世界配信も決定している『ヴィンランド・サガ』の第13話がオンエアされた。

13話「英雄の子」
川を渡りウェールズに逃れ、王子クヌートを連れてトルケル軍の追撃を脱したアシェラッド兵団。しかし、ブリケイニオグ王国国境付近で岩場に隠れていた兵士たちに包囲され、足止めを食らっていた。アシェラッドは王国の使者と交渉を試みる中で、彼の「計画」を明かすのだった。

 現在、周りを敵に囲まれたアシェラッド兵団。この窮地を脱するため、アシェラッドは行動を共にするクヌート王子を利用しようとするが、人前で話すことが極端に嫌うクヌートは従者であるラグナルの後ろに隠れてしまう。

 クヌートは色々な策略の中で育ったため、目立たぬように過ごす処世術を身につけていた。しかし、そんな王子の内情など知る由もないトルフィンは、なにも言えないでいる王子を「ダッセェ」と一蹴する。

 クヌートが頼りにならないと判断したアシェラッドは作戦を改め、部下の前ではできない交渉を行う。アシェラッドには古参の仲間たちにも心を開かず、話していない秘密がたくさんある。その秘密が、今回の交渉の際に明かされた。

 彼は元々デーン人ではなく、ウェールズとデーンの混血であること。そしてその出自にも秘密があり、彼の祖先はアルトリウス公と呼ばれるアーサー王の原型と呼ばれる人物だった。

 過酷な少年時代を経て、混血ということを隠しつつ、のし上がってきたアシェラッド。デーン人に溶け込み手中に王子を収めることにも成功している。クヌート王子が次期国王になればアシェラッドが要職につくことは約束されたも同然だ。そうなれば、ウェールズへの不可侵条約を結ばせることができる。そのための長期的な計画を彼はずっと持って生きていたのだ。

 デーン人が嫌いとはっきりと口に出し、その口の根も乾かぬまにまた部下には信頼の厚い上司を演じて見せる。それだけの胆力をもって生きているアシェラッドにはすさまじい念を感じてしまう。

 そして、トルフィンに辛辣な言葉をかけられたクヌート王子、番組後半でなんとそんなトルフィンに面と向かって大声で文句を言い出した。今までただ存在を消すことに終始していた彼が大声をことでラグナルも衝撃の表情。同い年の気の置けない存在ができたことで王子にも変化が出てきたようだ。

(文=三澤凛)

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