TVアニメ『アズールレーン』スマホゲーの宿命か?迫力のバトルシーンも、キャラの大渋滞で初心者には厳しい第1話

TVアニメ『アズールレーン』スマホゲーの宿命か?迫力のバトルシーンも、キャラの大渋滞で初心者には厳しい第1話の画像1『アズールレーン』公式HPより

 ソシャゲからのアニメ化というのはよっぽど人気でないと難しい。大人気ゲームからのアニメ化ということで、TVアニメ『アズールレーン』への期待はそういった意味で大きい。

01【起動】海を駆ける少女たち
 異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。一度は結束し外敵を退けたはずの人類は、理念の違いから二つの陣営に分裂していた。その一つ、アズールレーンの新基地に配属したラフィーとジャベリンは、マントに身を包んだ謎の少女・綾波と出会う。それは新たな戦いの予兆だった。

 印象としては『艦隊これくしょん-艦これ-』に近い。しかし、個人的には『艦これ』は未履修。『アズールレーン』もだ。

 そのおかげか、物語冒頭から丁寧な世界観の説明が始まるものの、情報量が多すぎて全く頭に入ってこない。

 作中は見渡す限り女の子しかでない。台詞があるメインキャラと、台詞がなくモブのように映り込むキャラクターもいたり、初心者にはきつい構成だ。

 しかしメインキャラだけでもかなりの数がいる。これだけのキャラが出ているとメインを張るのは難しそうなのと、初心者には感情移入がしづらそうな印象だ。そもそも初心者を対象にはしていないのだろうか。

 キャラクター同士、同じ陣営のもの、そうでないものの違いも登場時のキャラ名提示以外だと分かりづらい。一瞬では覚えきれない。だが、女の子たちはそれぞれ魅力的でかわいい。甘口辛口中辛と、好みの女の子が見つかりそうだ。

 ゲームの中でも売りになっている艦隊を装備したバトルシーンは第1話から力が入っていて、見ごたえのあるシーンの連続だった。海に浮かぶ艦隊が女の子たちの装備品となりバトルが展開される設定は、とても斬新である。それぞれの艦隊によって強さや戦い方もそれぞれなので、その違いを楽しむこともできそうだ。

 まだまだ世界観を把握しきれないままにあっという間に第1話が終わってしまった。これからこのアズールレーンの世界になじんでいきたい。推しを見つけたら楽しくなりそうなので、キャラそれぞれにも注目だ。
(文=三澤凛)

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