中国のお見合い番組「非诚勿扰(非誠勿擾)」がハードコアすぎて面白い! なんと11月には日本スペシャル放送決定

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 最近ドハマリしているのが、中国のお見合い番組「非诚勿扰(非誠勿擾)」です。日本でも、かつての『ねるとん紅鯨団』からこのかた、お見合い番組は人気です。最近では『ナイナイのお見合い大作戦!』(TBS系)は、放送のたびに話題になりますね。

 本気度の高いお見合い番組で繰り広げられる人間模様は、創作物ではありえないことが起こります。その生々しいドキュメント性に興味を持たない人は少ないでしょう。

 この「非诚勿扰」は2010年から、江蘇衛星テレビ局で続く番組です。現在は毎週土曜日放送ですが、数年前までは週二回放送。ネットでは過去の放送分が配信されていますが、約9年分というわけで一日中、様々な人間模様が楽しめます。

 この番組のルールは男性一人に対して女性は複数。次々と男性が登場して、この人ならと名乗りを上げる女性があればカップル成立という流れです。

 女性の数は舞台の上に24人と舞台には上がらないけれど、参加している女性がプラスアルファ。そんな女性が待ち受ける舞台に、男性が一人で登場して必死のアピールをするのです。収録には多数の観客も参加していますから、緊張感は半端ありません。

 二人でじっくりとトークする時間がなく、決めるのは一瞬。最後に複数女性が名乗りを上げても、たった一人であって考える時間はありません。

 日本のお見合い番組だと、デートの時間とかゲームをクリアして自己プレゼンをしていくわけですが、「非诚勿扰」はちょっと特殊です。舞台に登場した男性は、すぐにマイクを手に自己アピール。続いて、テレビ局の取材をもとにした自己紹介映像。恋愛観や過去の恋愛についての映像。最後に友人や会社の同僚などによる男性を推薦するコメントを収録した動画が流れます。

 この間に、司会者やゲスト、女性からどんどん質問が浴びせられます。加えて、間に女性24人がNGだと思ったらボタンを押す機会が数度あります。24分の一人でも残っていたら続行ですが、ゼロになったらその場で退場です。

 この番組の恐ろしさは、浴びせかけられる質問。女性たちは、仕事のことや恋愛観、結婚観などの質問を容赦なく浴びせてきます。それをクリアしながら必死で自己アピールをしなければなりません。

 出演者は完全に素人なのですが、とりわけ男性はマシンガンのように言葉をつなぎ自己アピールをします。「察してくれ」タイプとか自己主張に乏しい人は絶対に生き残れない、スパルタな番組です。

 たまに、自己アピールでギターを鳴らし始めたり、料理をはじめる男性もいるのですが、この手のタイプはだいたい失敗しています。また、金持ちやイケメンでも必ずしもカップル成立とならないあたりに本気度の高さを感じます。

 と、記事を書いていたら新たなニュースも入ってきました。なんと11月に日本スペシャルが放送されることが発表されたのです。実は日本スペシャルは2016年にも実施されており、この時は700人以上が集まったそうです。

 番組全体でみると、出場者はすでに6000人以上が参加、カップル成立はそのうちの2割で200組近くが結婚に至っているそうです。

 時々、初っぱなで退場になる男性もいたりして、様々なドラマが楽しめる「非诚勿扰」。もう、日本でも放送したほうがいいんじゃないでしょうか。

 なにしろ、この番組のメインスポンサーが携帯電話メーカーのVivo。今どき日本のテレビ番組ではあり得ないレベルで会社のロゴを掲示しまくってるのですから。
(文=中国ニュース取材班)

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