『名探偵コナン 警察学校編』“5人中4人が故人”で読者から悲鳴!「死んでしまったキャラを好きになる地獄」

「週刊少年サンデー」公式サイトより

 10月2日発売の「週刊少年サンデー 44号」(小学館)にて、『名探偵コナン』の新シリーズ「警察学校編 Wild Police Story」の連載がスタート。表紙とセンターカラーを飾り、ファンから反響の声が続々と上がっている。

 今作は、2018年公開の劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』で女性たちを熱狂させた“あむぴ”こと安室透の若かりし頃の物語。原作・青山剛昌はもちろん、安室の公式スピンオフ『名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)』で作画を担当している新井隆広による完全新作だ。

 毛利小五郎に師事する探偵かつ、黒ずくめの組織のメンバー「バーボン」であり、真の正体は、黒の組織に潜入している警察庁警備局警備企画課「ゼロ」(通称:公安)所属の公安捜査官・降谷零という3つの顔を持つ安室。

「警察学校編」では、同期の松田陣平、萩原研二、伊達航、諸伏景光との日常が描かれるということで、第1話「竜虎相搏(りゅうこそばく)」では、夜な夜な学校の庭で松田と殴り合いのケンカをする姿や、教官から注意を受けながらマラソンをしたり、講義を受ける5人の姿が。ラストの食堂のシーンでは、零に話しかけられた松田が「警察なんて…クソ食らえってな‼」と発言していることから、警察官を目指しつつも何らかの理由で警察を疎ましく思っていることが明かされている。46号までの3週にかけては「松田編」が連続で掲載されるとのことで、以降、その理由が明らかになっていきそうだ。

 今回の新連載スタートを受け、Twitterでは「警察学校編」がトレンド入りを果たすなど、早速反響を呼んでおり、ネット上では読者から「え警察学校編? え? 夢?」「表紙から最高でした」「早く続き読みたい」との声が上がっており、「アニメ化とか単行本化とかしないかな」と、早くも次の展開を期待する声も続出している。

 その一方で、「めっちゃ萌えるけどめっちゃつらい」という声も……。というのも、零以外の4人は、既に亡くなっているからだ。

 警視庁警備部機動隊爆発物処理班に所属した荻原は、原作開始7年前に爆弾解体中に殉職したという設定が(原作では描かれず)。同じく警備部機動隊の爆発物処理班に所属し、刑事部捜査一課強行犯三係に異動した松田は、荻原の敵討ちで爆弾処理に向かうも、爆発物から人々を守るために命を落としている。

 捜査一課所属となった伊達は、おなじみの高木渉刑事の教育係としてコンビを組んでいたが、落とした手帳を拾おうとしたところを居眠り運転の車にはねられるという不慮の事故で亡くなった。

 そして零の親友であり、彼と同じく「スコッチ」として公安から黒の組織にスパイとして潜入していた諸伏は、組織の者に正体を知られ、機密情報が洩れるのを防ぐために胸ポケットの携帯電話ごと自ら拳銃で心臓を撃ち自殺している。

 それだけに、「輝かしい青春があったんだね……泣ける……」「何がつらいって、出てくる仲間が全員殉職する未来を知ってる上で青春時代を読まねばならない所」「今後読み進めてキャラを知れば知るほどつらいヤツ」「好きなキャラが死んでしまうのではなく死んでしまっているキャラを好きになってしまう地獄」と、悲鳴に似た声を上げる人も。

 新連載開始に沸きつつ、ファンの心情は複雑なようだ。

『名探偵コナン 警察学校編』“5人中4人が故人”で読者から悲鳴!「死んでしまったキャラを好きになる地獄」のページです。おたぽるは、騒動・話題漫画マンガ&ラノベの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!