『フトシ2』(N.R.D.WORKS)どこか懐かしいタッチで気の強い母さんが悪ガキボンボン同級生にNTR！

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『フトシ2』より

　 N.R.D.WORKSの同人エロマンガ『フトシ２』（以下、『２』）がFANZAでスマッシュヒットしている。

　この作品はその名の通り、母親NTRものの前作『フトシ』の続編である。前作で禁断の関係となった、人妻の香と悪ガキ小学生のフトシのその後の話だ。

　前作で彼女ができるまでの関係という約束だったものの、『２』でもフトシには彼女ができていない。月に会う（やる）回数を決め、香はダメだと思いながらフトシに身体を許し続けていた。

　しかし、息子たちが家の２階で遊んでいるときに１階でイチャコラするというAVさながらのシチュエーションが多く、息子が不審に思わないわけがない。しかしそこは小学生。エッチな知見はあるものの、リアルにはなかなか結び付かないようで、まさかフトシと自分の母親が肉体関係にあるとは露とも思わない。

　とはいえ仄かに感じる違和感はぬぐえないわけだ。これまでパンツ（ズボン）姿がばかりだったのにスカートをはきだしたり、フトシがいるといつものガミガミした母親じゃなくなるなど、変化には気づいている。だがそれは、息子が母を愛するがゆえの嫉妬みたいなもの。フトシからすれば屁でもないものだ。

　全体的な絵は前作同様、コロコロやボンボンに掲載されていそうな小学生向けのようなタッチで、決して上手い部類入るものではない。セリフもコマ割りも細かく、読み疲れてしまうシーンもある。だが、そこにN.R.D.WORKSの味があるといえよう。

　描写がたんねんなので、それぞれの微妙な心理変化や快感の変化が読み手にとても伝わりやすい。フトシに少しずつ溺れていく香、決して声を出していけない場所で攻められ必死に耐える香、絶頂をこらえにこらえる香……すべてが魅力的だ。

　30年くらい前の少年ジャンプはエッチな作品も多かったが、なんだか昔懐かしの漫画を読んでいるような気分にもなる。最終的にふたりの関係はどうなるのか。121Pの大ボリュームをぜひ楽しんでもらいたい。ちなみに前作も112Pと大ボリュームだ。
（文=穴リスト猫）