『千銃士』サ終したのに勢いが止まらない! コラボカフェからその人気を探ってみた【コラボカフェ編】

――確かに、すぐ完売したタバティエール、ラップ、アリ・パシャ、ケインは、今までデフォルメが出ていなかったですよね。

網倉 そうなんです。今回のコラボカフェのグッズでは、THEキャラがやっていないキャラクターをやりましょうというところで、やらせてもらいました。

――第2弾、第3弾とグッズを次々に出すのは、やはりファンを飽きさせない戦略とうことですか?

網倉 一番は、お客様を飽きさせないということですね。コラボカフェは通常、初日にカフェ限定のグッズなどが出てドンと盛り上がり、その後、ゆっくりゆっくり下がっていくので、飽きがこないように途中でまた新しいものを導入して、下がってきたものを少し盛り上げるんです。今回で言うと、第2弾のコースターの変更や新グッズの導入ですね。それで少し盛り上げる予定だったのですが、初日と同じくらいに盛り上がってしまって……。THEキャラのオンリーショップもそうなのですが、通常、盛り上がりが落ちるか平行のままか、という想定を『千銃士』は突き抜けていくんです。だから、そこでグッズの完売が出てしまっているんだと思います。

――続いて、店内装飾についてもうかがいたいと思います。各テーブルに薔薇の一輪挿しがあったりして、『千銃士』らしさを感じたのですが、こだわったところを教えてください。

網倉 まず、店内が狭いので、等身大パネルが置けないなどの制約がありました。メニュー作りと似ている部分がありますが、お客様が何を観たら、この世界に浸れるかと考えたとき、もう“絶対高貴”しかないでしょうという話になり、薔薇を散りばめることになったんです。

――モニタからはPVが流れていて、「推しが映っている」と写真に撮っているファンの姿も見受けられました。

網倉 あの映像も、個々のデータを1本の映像につなげたんです。曲も映像もつながっていた方が、雰囲気を損なうことがないと思いましたので。他のお店だったら、店員がコスプレをして盛り上げるとかできたかもしれませんが、場所が狭い分、表現できることが少ないので。最大限ではないかもしれませんが、世界観に浸っていただけるよう努力しました。

散りばめられた薔薇の装飾をはじめ、壁にはキービジュアルのキャラクターのイラストも貼られており、世界観を表現した店内。

■予想を超える繁盛ぶりに急きょ人員を増やすことに

――THEキャラでは、今後も『千銃士』グッズを出していく予定ですか?

網倉 お約束はできないですが、コラボカフェ開催はありがとうの意味と、今後もやっていきますよという意味があったと思います。今後もぜひやっていきたいですね。

――ファンの体感として、ゲームのサービス終了が発表されてから、さらに勢いづいたという声を聞くことがあります。この点に関して、実感はありますか?

網倉 そうなのかな、という話は社内でも一度ありました。ゲームのサービスが終了してから、コラボカフェを開催することになりましたが、盛り上がったかなという話はありますね。本当に、客席の埋まり具合も想定以上でした。人員も当初の数では回らなくなって、急きょ採用面接をして、期間の後半でしたが、増員をしました。

お客様からいただいた声を見ると、ゲームがサービス終了になったので、どこにお金を使っていいのか分からなくなってしまったという方が結構いるみたいです。今、受注票をまとめていて、発送準備をしているのですが、地方の方の購入がとても多いんですよ。北海道から九州まででいて、目を疑いました。中には新幹線、飛行機、夜行バスで地方から来ている方もいました。

――ここまで人気のある『千銃士』の魅力とは、どのようなところにあると思いますか?

網倉 僕個人の視点ではありますが、僕は「このキャラいいな、カッコいいな」という感じで、キャラクターから入っていくタイプなんです。それで、タバティエールの「安らぎのディナー」のイラストを見たとき、「すごいカッコいい、この人」と思ったんです。他のコンテンツは、衣装を変えてもそのキャラのイメージが残ることがあるんです。でも、『千銃士』のキャラクターは、衣装が変るだけで、表情や雰囲気がガラッと変って、こんな表情もするんだと新鮮な姿を見ることができるので、男性目線では、そこが魅力の一つかなと思っています。

――最後に、THEキャラにとって、『千銃士』とは、どのような存在のコンテンツでしょうか?

網倉 カフェ目線ではありますが、第1弾としてやらせていただき、お客様にも良くしていただいて、「頑張っているけど、ここも頑張って」という声に対し、「次はここを頑張るから見ていて」というポジティブなやり取りができる、お客様と寄り添っていけるコンテンツかなと感じています。

コラボカフェも1店鋪で終わる気はないので、いつか2店鋪目ができたときに、復刻をしたいですね。そういうことができるように、カフェとしては精進していきますので、温かく見守っていただければと思います。

――ありがとうございました。今後も期待しています!

(取材・文/桜井飛鳥)

■千銃士カフェ in THEキャラCAFE
https://www.the-chara.com/html/page370.html

■『千銃士』公式サイト
https://noble.game.line.me/

■『千銃士』オフライン版(ダウンロード無料)
App StoreGoogle Play

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