『千銃士』というコンテンツは続いていく サ終したのにCD発売！ 勢いが止まらない『千銃士』ブームを探る【公式インタビュー】

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■ゲームが終了するから終わりという雰囲気ではない

――未実装となったペンシルヴァニア、ネイビー、ペッパー、ヤーゲル、ミニエーの絶対高貴ソング＆ドラマCD「Noble Recollections」も発売されましたね。

大徳　はい。9月から3カ月連続でリリースさせていただきます。まずは9月27日に発売されたペンシルヴァニアですね。

八破　新しい楽曲だけではなく、彼らが持つ歴史や考え、絶対高貴になる過程、マスターへの気持ちなどもドラマCDに収録させていただきましたので、ぜひ楽しんでください。

――CDのリリースのほかにも、続々とコラボが発表されましたが、ゲームが終了した作品にも関わらず、コラボが決まっていった背景には、何があったのですか？

大徳　これは私たちもびっくりしているところがありまして、先方からお声をいただいているというのが現状です。「ゲームは終了しますが大丈夫ですか？」とお話ししていて、それでも大丈夫なのでぜひやりましょうというお声をいただき、それではお願いしますというかたちで決定しています。

八破　ゲームが終了するからもう終わりということではなく、ファンの方々の熱量を感じてくださっているのが有難いですね。

大徳　『千銃士』というコンテンツをずっと続けていきたいと思っているので、お声がある限りやりたいと思います。

■『千銃士』というコンテンツは続いていくことを知って欲しい

――サービス終了後してから10分後に、まさかの謎のムービーが投稿され、多くのマスターが戸惑ったかと思います。

大徳　そうですよね（笑）。

八破　悲しむ暇もないと（笑）。

――あのムービーは、ファンの声が大きかったから、生まれたものなのですか？

八破　とにかく、『千銃士』というコンテンツは続いていくんだ、というのを伝えたいという思いです。

大徳　運営からの想いも大きかったですかね。ゲームの終了で『千銃士』が終わりになってしまうのは、こちらとしても望んでいるものではなかったので、まだ続くんだと。そこは言わないことにしておきますかね（笑）。やる気があることを出したかったのですが、それ以上はお答えしづらいところです。

――今後の展開を楽しみにしています。サービス終了直後には、『千銃士 Memorial Book』（KADOKAWA）の発売も告知されましたね。『千銃士 完全設定資料集』（KADOKAWA）に未収録のものを完全収録した設定集が欲しいという声もありましたが、そうした要望から決まったものなのですか？

大徳　ずっとガルスタさんとは一緒にやらせていただいていて、サービス終了の話をしたときに、メモリアルブックとして出しましょうと、いろいろ収録した完全設定資料集を出しましょうというお話を先方からいただきました。ユーザーさんからも、スチルなどをまとめた本が欲しいという要望をいただいていたので実現に向かいました。

――現在、Twitterでは、いいねで親愛ポイントをあげてキャラクターと親しくなる「#未実装貴銃士育成」が行われていますが、これはどういう経緯で生まれた企画なのでしょうか？

八破　未実装貴銃士に対して、世のマスターは「初めまして」の状態なため、ゲームでキャンディをあげて親愛レベルを上げるという行為を擬似的にTwitterで体験しようというアイデアです。ゲームであたかも貴銃士を育成している感覚になって欲しいということで生まれました。まだこれからも続きますし、親愛ポイントをアップさせる様々な遊びを行っていきますよ。

■本物の古銃を購入するファンの熱量

――THEキャラCAFE、ソフマップ、シカゴレジメンタルスと取材させていただいたところ、『千銃士』のファンの熱量を感じているということでしたが、こうしたファンの熱量を、運営としてはどのように捉えていますか？

八破　古銃を買おうとする方の気持ちは分かります。我が家にもレプリカがいますが、存在感がある気がしますよ。

大徳　企画を立ち上げたころですが、八破からレプリカ銃を買ったと写真を見せられたときにはびっくりしました。

八破　資料として購入しました。オススメですよ。いざという時は武器になりますし、本当に身を守ってくれるかも。レプリカはまだ気軽に購入できますが、本物の古銃に関しては、健全完備な状態を保てるよう、ぜひ大事にしてください。

――シカゴレジメンタルスでうかがったところ、エンフィールドとスナイダーは、チェーンにこだわっている人がけっこういるみたいですね。

大徳　デザインで大事なところですから、分かります。

八破　他にない特徴的な部品なので、衣装の装飾として反映していただきました。

――古銃の本物といえば、10月から上野の国立西洋美術館で開催される「ハプスブルク展-600年にわたる帝国コレクションの歴史」の公式Twitterが、古銃を展示するにあたり、マスターに呼びかけていました。古銃といえば『千銃士』というような認知が広がっているということでしょうか？

八破　そのようですね。様々な場所で盛り上がることができればうれしいです。

――運営としては、今の勢いに乗って、博物館コラボをしてみたいなどありますか？

八破　前向きな気持ちはあります。異なる業界なので、実現するか分かりませんが。

大徳　自分たちから開拓しているというのはなくて、お声をいただいたらやっていきたいと思っているのですが、動けていないのが現状ですね。面白そうなので、ぜひやってみたいと思うのですが。

八破　日本ですと、火縄銃や幕末の銃を所蔵している博物館等は多くありますので、機会があればぜひ、と思います。

――それでは、今後の予定として、9月から絶対高貴ソング＆ドラマCDのリリースが始まり、10月には『千銃士 Memorial Book』と控えていますが、それぞれの見どころなどを教えてください。

八破　貴銃士たちの大事な想いを表現した、絶対高貴ソングは必聴です。楽曲も歌詞も歌声も、素晴らしい出来に仕上がっています。ドラマCDでは、この中でしか分からないキャラクターの魅力や関係性がありますので、ぜひ手にとってみてください。

『千銃士 Memorial Book』ではサービス中に配信したスチルがじっくりとご覧いただけます。先日Twitterで募集させていただいた質問の回答や、謎の多い現代銃についての裏話、未実装貴銃士の原画なども掲載されています。かなり深い情報なども初公開となっておりますので、こちらもチェックしてみてください。

――では、今後『千銃士』では、どのような展開が待っているのでしょうか？

八破　まずは来年の2月に「絶対高貴LIVE2020 ～勲章授与パーティ～」を控えています。

大徳　その先はまだ言えることはありませんがTwitterで随時告知をさせていただきますので長い目でみていただければと思います。サービス終了後も多くのフォロワーに残っていただいていて、変わらず応援をいただいて、ありがたいですね。

――それでは、最後に、ユーザーのみなさんに伝えたいことをお願いします。

八破　『千銃士』をいつも支えてくださって、ありがとうございます。貴銃士たちも、もっとマスターと一緒に思い出を作っていきたいと願っていると思いますので、今後も『千銃士』にお付き合いいただけますと幸いです。

大徳　私もひとえに感謝に尽きます。ユーザーさん同士が『千銃士』の話題で盛り上がってくれるのを見ると、私たちも嬉しいので、絶対高貴ソング＆ドラマCDや『千銃士 Memorial Book』で新しい情報を仕入れて、またいろいろと貴銃士たちについて、語り合ってもらえたらと思います。

――ありがとうございました。『千銃士』のこれからの展開に期待しています！

（取材・文／桜井飛鳥）

■『千銃士』公式サイト
https://noble.game.line.me/

■『千銃士』オフライン版（ダウンロード無料）
App Store／Google Play

■『千銃士』絶対高貴ソング＆ドラマCD Noble Recollections 01 feat.ペンシルヴァニア
価格：2,800円（本体）+税
発売日：2019年9月25日（水）

■『千銃士』絶対高貴ソング＆ドラマCDNoble Recollections 02 feat.ネイビー＆ペッパー
価格：2,800円（本体）+税
発売日：2019年10月23日（水）

■『千銃士』絶対高貴ソング＆ドラマCDNoble Recollections 03 feat.ミニエー&ヤーゲル
価格：2,800円（本体）+税
発売日：2019年11月27日（水）

■『千銃士』Memorial Book
価格：6,500円（本体）＋税
発売日：2019年10月14日（月）予定

 
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