『風の谷のナウシカ』“歌舞伎化”宮崎駿監督はハリウッド実写化を断っていた

『風の谷のナウシカ』歌舞伎化宮崎駿監督はハリウッド実写化を断っていたの画像1
新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』

 宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』の“歌舞伎版”が12月から新橋演舞場にて上演される。近年、『ワンピース』や『NARUTO』など、アニメや漫画が相次いで歌舞伎舞台化されているが、スタジオジブリの作品が上演されるのは今回が初となる。

 新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』は、82年~94年に雑誌「アニメージュ」(徳間書店)で連載された『風の谷のナウシカ』の全7巻すべてを昼夜通しで上演する。アニメ映画で描かれなかった部分にも触れるという。かなり長時間の上演になりそうだが、今のところ上演時間は未定だ。

 9月30日に行われた制作発表会見に登壇したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによれば、宮崎監督は歌舞伎化にあたって2つの条件を出したという。『ナウシカ』というタイトルを変えないことと、記者会見などは鈴木氏に任せる(宮崎監督は協力しない)という条件だ。

 宮崎監督に任されて会見に登壇した鈴木氏は、『風の谷のナウシカ』について「いろいろなやってきた中で一番大事な作品だった」と宮崎監督の心境を代弁。その話の流れで、歌舞伎化について「嫌がると思っていた」と明かした。

 いわく、宮崎監督はこれまで『風の谷のナウシカ』のハリウッドなど、実写映画化をすべて断っていたそうだ。だが今回に限って「やろうよ」と快諾したという。

『風の谷のナウシカ』にハリウッド実写化の話があったことが明らかになったわけだが、これにネット上では「ハリウッド化のほうが良かった……」「断ってくれてありがとう監督」とやや賛否が分かれている状態。

 SFファンタジーの『ナウシカ』と、和の歌舞伎がどういった化学変化を起こすのかは未知数。ハリウッドはダメで、歌舞伎はOKの理由が納得できる公演になるといいのだが……。

『風の谷のナウシカ』“歌舞伎化”宮崎駿監督はハリウッド実写化を断っていたのページです。おたぽるは、アニメ話題・騒動の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!