■想像の上を行く大団円
追い込まれた和馬を助けに行く華。
華にプロポーズしていた円城寺(大貫勇輔)、そして和馬と結婚しようとしていたエミリ。二人の切ない気持ちも描かれながら、物語はラストに向かっていく。
敵を倒し、全てを知った上で、改めてチャペルで向き合った華と和馬。お互いが相手をどれだけ愛しているのか、その気持ちを確かめるのだった。
ここから怒涛のエンディングに向かう。三雲一家は、マンションの一室に仕掛けられたてんとう虫型脱出ロケットで空に飛び立つのだ。「最後にきて壮大なSFか?」と驚くヒマもなく、ロケットの故障で墜落してしまう。
「Lの一族全員死亡」そんなニュースが流れる中、三雲家一家は、和馬の家に転がり込んでいた。和馬と華が一緒になるためには、自分たちが死んだことにしたかった、それが最大の秘策だったのだ。
最後の最後まで度肝を抜かれるような仕掛けの数々、そして矛盾なく解明されていくたくさんの謎。エンディングに向かって疾走していくようなスピード感も心地よかった。そしてラストは全てが納得させられるような見事な大団円。実に気持ちのいい最終回だった。
全11話、毎回毎回違った面白さを見せてくれ、全く飽きずに楽しむことができた。さて、いたずら好きのLの一族が、このままおとなしく暮らしていけるものだろうか? もしかすると何年か経った後、ひょっこりテレビで見ることになるかもしれない。そんな期待をこめながら、またいつか!
(文=プレヤード)
いつかきっと謎は解けるはずさ!――ドラマ『ルパンの娘』最終話のページです。おたぽるは、その他、深田恭子、瀬戸康史、プレヤード、ルパンの娘の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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