エロアニメで観るエロゲーの世界 vol.68

『みさとちゃんの夢日記』愛すべきロークオリティエロアニメ!これを観れば原作をプレイする必要なし

 2000年以前のエロゲーは、いまとなっては伝説クラスの作品が多い。そうなったのは、いまでは考えられない設定や演出が盛り込まれていたり、シナリオや世界観が練りに練りこまれているものだったりするからだ。処理や技術的な限界から、内容勝負だった側面もあり、2019年現在でも名を轟かせているもの、例えば1996年にエルフからリリースされた『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は2017年にPS4で大胆なリメイク化がされ、今年になってアニメ化もされているなど、後世に影響を与えた作品は多い。

 さて、このエロアニメで観るエロゲーの世界でも懐古厨上等とばりに、古い作品を扱ってきた。今回は過去に扱った2000年以前の作品の中でも、ちょっと風変わりなタイトルを紹介しよう。1997年にActiveからリリースされた『みさとちゃん夢日記』だ。エロアニメ版がメディアバンクからリリースされているものの、厳密にいうとアニメではない。エロゲー原作のCGを使いまわした、強いて言えばモーションアニメである。

 ちょっとロリロリなみさとちゃんには大きな悩みがありました。それは不思議な夢を見てしまうこと。アイドル歌手やメイドさん、はたまたマッドサイエンティストの優秀な助手。夢の世界で大活躍…とはいかず、なぜかいつでも官能の世界へ…。悩めるみさとちゃんに明日はくるのか!?

 エロゲー原作をプレイした方は内容が全く同じなので、この作品の大ファンでいつでも回想できる、という点をのぞけば特に観るメリットはないかもしれない。口パクになっていたり、多少のアクションはあるものの、クオリティは高いとは言えない。

 女性声優陣の演技は違和感ないものの、男性声優陣の演技にやや難がある。アマチュアの朗読劇を聞かせられているというか、漫才を聞かせられているというか、とにかく上手くないのである。

 しかし作品愛とは不思議なもので、10分も観ているとそれが味に変わっていく。この中途半端なクオリティが良い! となぜか思えてしまう。はっきり言って、エロアニメ版『みさとちゃん夢日記』はロークオリティだ。だが、このクオリティの低さこそこの作品の大きな特徴だ。

 とはいえ厳密な意味でのアニメではないので、そもそもクオリティの観点で論じるのが間違っているのかもしれない。逆に言えば、原作をプレイするのが極めて困難ないま、内容をそのまま楽しめる貴重な資料と言えるからだ。原作の媒体はフロッピーディスクだったと筆者は記憶している。

 ごていねいに原作の3ルートを全て盛り込んでくれている。抜きゲーよりだった原作の総プレイ時間は2時間未満くらいだったと思うが、アニメ版は55分であり、長さもちょうど良いくらいだろう。

 こんなエロゲーがかつてあったのだ、と知ってもらう意味では貴重な作品である。エロゲーマーなら一度は怖いもの見たさで鑑賞しても良いのではないだろうか。
(文=穴リスト猫)

※画像の処理は編集部によるもの

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