iPhone11 Pro のデザインが中国に完全敗北している件　中国でも三眼カメラは不評【中国ニュース】

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　発表前から、そのデザインが問題になっていたiPhoneの最新型iPhone11。上位機種2種の三眼カメラは、もっぱら「ダサい」「怖い」と不評です。これまで、数々の冒険的な行為を行いユーザーのほうが製品に合わせればよいという態度をとってきたAppleですが、今回ばかりはそうはいきそうもありません。

　これまで日本と並んでAppleを愛好するユーザーが多いとされていた中国でも、この三眼カメラは不評です。『腾讯新闻』では「スタイルがおかしい。なぜカメラが複数あるのかわからない」という率直なタイトルの記事が配信されています。

　この記事では、どんなにカメラ機能を強化しても限界があることをあげて、スマートフォンに複数レンズの撮影機能が必要なのかという疑問を提示しています。新型iPhoneの3眼レンズは話題ですが、この記事では今年初頭にNOKIAが発表した5眼レンズを持つスマートフォンNokia 9 PureViewも取り上げています。

　いずれのスマートフォンも複数レンズを使用した上でアルゴリズムに従って画像を調整しているわけですが、そんな機能は必要なのかと疑問を抱く人は少なくないようです。

　中国ではすでにいくつものメーカーが複数カメラを搭載したスマートフォンを発表しています。HUAWEI P30やXiaomi Mi 9に比べるとiPhoneのレンズは、ダサさが際立ちます。

　とりわけXiaomiは中国国内ではiPhoneよりも人気になっているといわれます。かつてXiaomiはiPhoneをパクっているようなデザインのスマートフォンを発売している廉価版メーカーとして知られていましたが、今年発表したXiaomi Mi 9とiPhone11を比べると、iPhoneのほうが遅れをとっているように見えます。価格面でも10万円を超えるiPhone proに比べて半額程度となっており、注目されています。

　そもそも複数レンズが必要かという議論もあるところですが、Appleが迷走する一方で中国のスマートフォンはどんどんセンスを磨いているようです。
（文＝中国ニュース取材班）