NHKアニメ『ヴィンランド・サガ』トルケルの超人的強さに打つ手なし?作画崩壊もない安定の第10話

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TVアニメ「ヴィンランド・サガ」公式サイトより

 アマゾンプライムにて世界配信が決定、そして日本ではNHKでの放送の『ヴィンランド・サガ』。第10話がオンエアされた。

10話 ラグナロク

 西暦1013年10月、スヴェン大王は、デンマーク軍本隊から離れたアシェラッド兵団はロンドンより西へ100km以上離れた農村を襲撃し享楽を貪っていた。

 略奪した食料で飲み食いし騒ぐ兵団たちを尻目に、村が見下ろせる丘へ登るトルフィン。

 殺された父を思い復讐の念に拳を握りしめていると、そこには暗闇に座り込むアシェラッドの姿が。

 かつて「ブリタニア」が存在したこと、世界が老いてゆくこと。

アシェラッドはトルフィンに最終戦争(ラグナロク)について聞かせるのだった。

 以前出たやばい強さのトルケルが再度大暴走。前回のでたらめな強さで視聴者の度肝を抜いたが、今回も冒頭から遠方から大きな石を投げつけて何人も兵士を倒すなど、常人離れしている。

 そんなトルケルのやばさを冒頭で印象付けた後、シーンはトルフィンへ。夢の中で彼はまだ子供で、懐かしい故郷を思い出す。優しい母、強い姉、広大な土地、そして強大な父。父が姉や母がトルフィンを心配していること、そして自分が復讐など望んでいないことを説いてくれる。そして次の瞬間に、父はあの時と同じように矢に射抜かれ絶命するのだ。
 
 一体トルフィンはこれまでに何度、父の絶命する瞬間を夢にみて、そのたびに敵に囲まれた中で起き上がったのだろう。仇の兵団に身を置き、仇に何度も負けて、それでも復讐を果たすために生きながらえるのだ。
 
 『ヴィンランド・サガ』にこれまで作画崩壊はなかった。戦闘シーンは迫力あるし、アップの顔や自然の表現にも違和感がない。学園モノや日常系は見知った風景だから作画が気になる部分も多いが、この作品は画面の中が常にみっちり詰まった印象があるからそう思うのだろうか。
 
 父の夢を見たことで眠れなくなったトルフィンが歩き回っていると、仇であるアシュラッドもまた目を覚ましていた。夜明けを迎える時間をなぜかこの二人が一緒に過ごすこととなる。彼は野心がありつつも自分がいつか老いること、それゆえにいつかトルフィンに負ける日がくることも理解している。そんな話をしているときに、友軍が一人迷い込んできた。

 彼はトルケルに王子を人質に取られたことで援軍を呼びにいくところだった。その話をきいたアシュラッドは彼を殺し、他の援軍が合流する前に王子を救い出し、手柄を独り占めすることを企てた。

 小さな町をせせこましくつまみ食いしていたアシュラッド兵団。戦争がまもなく終わりそうなこの時期に舞い込んできた大きなギャンブル性のある話に飛びついた形だ。

 再度トルケルと戦う事が決まったトルフィン。この勝負の行方はどうなるのか。トルケルがもしアシュラッドを討ち取ってしまったら、トルフィンはどうするのだろうか。どんな展開になるのか楽しみだ。
(文=三澤凛)

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