『ドラクエX』でイカサマ？「おでかけすごろく」の出目確立が6分の1じゃなくて大ブーイング

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　スクウェア・エニックスのオンラインRPG『ドラゴンクエストX』。同ゲームと連携したスマートフォンアプリ『冒険者のおでかけ超便利ツール』が、プレイヤーの間で物議を醸しているようだ。

　騒動の中心にあるのは、サイコロを振って出た目に応じたアイテムを獲得できるアプリ内コンテンツ「おでかけすごろく」。『ドラゴンクエストX』で入手できるカジノプレイチケットを消費して週3回まで挑戦できるほか、“ジェム”を消費することで「挑戦回数をリセットする」機能があった。

　しかし運営は8月21日、「挑戦回数をリセットする」機能を停止。23日に発表された内容によると、「開発・運営チームにて本機能の仕様や演出の再確認・検討を行った結果、現在の『挑戦回数をリセットする』機能は適切ではないと判断」したという。

　運営は判断に至った経緯について、「この機能における『サイコロを振る』行為はあくまで演出上のものであり、出目の確率は、6分の1ではございません」と明記。続けて「実際には1から6までの数字が出る確率は、もらえるアイテムのレアリティのバランスを考慮の上、設定されています」と説明した。ちなみに“1から6までの数字が出る確率”は、「1：25.61205％、2：28.63631％、3:11.07787％、4：12.18566％、5：15.50902％、6：6.97906％」と明かされている。

　出目が大きいほどレア度の高い宝物をゲットできるための設定だが、問題視されたのは“サイコロを振る”という演出。出目の確率はバランスを考慮して設定されているにもかかわらず、サイコロを振ることで出目の確率が“6分の1”に見えてしまうというのだ。

　出目の確率は6分の1ではないという発表に、プレイヤーからは「サイコロの演出を入れておいて確率はバラバラっておかしいやろ」「サイコロ振るけど確率は違うなんてイカサマみたいなもんじゃん」「誤解を招きやすい演出でやり方がセコすぎる……」「開発段階で誰も止めず実装されるのヤバすぎでしょ」といった批判が続出。一方で「6分の1の確率で出るサイコロと思い込んでる方が悪いでしょ」「小さい目が出やすいなんてみんなわかってやってるのかと思ってたわ」などの反応も寄せられていた。

　なお、運営は機能が停止された21日までに「挑戦回数をリセットする」を利用していたユーザーに対しては、同機能で利用したジェムと同数のジェムがお詫びとして配布している。

　ゲームに課金する以上、誰もが不満なくプレイできる環境を整えてほしいものだ。