日本の擬人化はレベルが高い？　いやいや中国の擬人化もレベル高し【中国ニュース】

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　先日、中国のオタク系ニュースサイトで見かけた「日本漫画家的脑洞有多大？这世上就没有他们不能娘化的东西」という記事。「日本の漫画家の脳の大きさは？ この世界には彼らができないことは何もない」という記事は、日本の作品における擬人化のレベルの高さを賞讃するものです。

　ここでは『ちょびっツ』や『宝石の国』『小林さんちのメイドラゴン』などを例として取り上げて、日本の擬人化のレベルの高さを賞讃しています。

　とはいえ、同じアジア圏ということで概念を理解しやすいのか、中国語圏でも擬人化タイトルはどんどん増えており、同人誌即売会などでは日本以上にレベルの高い作品を見つけることができます。

　たとえば『文具少女』というシリーズ。これは、中国のサークルが発行している同人誌のシリーズで現在までに3冊が発行されています。そのテーマはタイトル通り、文房具の擬人化。

　様々な万年筆などをモチーフに美麗なキャラクターが次々と生み出されています。そして、このサークルが熱いのは単にイラストでは終わらないこと。オリジナルのキャラクターを作り、それをモチーフに今度は万年筆を製作することまでやっているのです。

　様々な同人グッズに溢れる日本ですが、オリジナルキャラの万年筆まで作るというアイデアは、まだ見たことがありません。この大陸的な情熱には目を見張ります。

　そして日本でも増えてきている鉄道擬人化は中国ではもっと熱くなっています。中でも目を見張るのはサークル「北方鉄道萌化部」です。中国の鉄道を次々と擬人化しているサークルなのですが、イラストだけでなく元ネタの写真も美麗。

　先日入手した作品集はハードカバー仕様のずっしりと重い逸品。オリジナルのHOゲージのコンテナ車を作成していたり、日本でもここまで情熱と資金を注いでるサークルはそうそう見かけません。

　まだ日本ではあまり知られていない中国の擬人化への情熱。まだ見ぬ逸品が多数眠っているのではないでしょうか。
（文＝中国ニュース取材班）