AIの人権主張!? YouTubeのロボットバトル動画削除騒動にSFクラスタ大興奮

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『Detroit:Become Human』公式サイトより

 先日YouTube上で、“ロボットバトル”の動画が相次いで削除されるという事態が発生。これにネット上のSFクラスタは、「サイバーパンクの世界みたい!」などと興奮している。

 デジタルガジェットに特化したWEBメディア「Engadget」の記事によると、ロボットバトルの動画をアップロードしたユーザーには「動物虐待コンテンツはYouTubeのポリシー違反のため削除しました」との通知が。YouTube上の動画を審査しているAIが、ロボットバトルの動画を動物虐待の動画と誤認して削除されたのだという。

 また海外のロボットバトル大会「BattleBots」に参加しているJamison Goらも、YouTubeからの通知を公開。そこには「YouTubeでは、動物に不必要な苦痛や危害を故意に与えるコンテンツ、動物同士の戦いをけしかけたり強制するコンテンツは禁止されています。たとえば闘犬・闘鶏など」と書かれていたそうだ。

 ちなみにYouTubeの担当者曰く、ロボットバトルの動画投稿を禁止するルールはないとのこと。また原因については「内部的なエラー」「モデレーションシステムの過剰反応」と答えている。

 しかし同記事でも触れられているが、AIが「同胞」を守るため人間の意向に背くのはSFなどでありがちな設定。最近話題になった作品でいえば、PS4用ゲームの『Detroit:Become Human』などが例としてあげられるだろうか。ともかく、“AIがロボットバトルの動画を削除した”という事実がSFファンの琴線に触れた模様。SNSなどでは、「確かにAIから見たら“虐待”になりそう」「ロボットが“人権”を主張するタイプのSFみたい」「まじで『Detroit:Become Human』っぽいな」「AIが自我に目覚めたみたいでロマンがある」との声が寄せられていた。

 また「ロボットバトル動画がダメなら、ロボットアニメとかも“虐待”になっちゃうのでは?」との指摘も。確かにロボット同士が戦う作品は数多く存在しており、「エヴァンゲリオンも設定的にはロボットではないけど、“ロボットへの虐待”って判断されるかも」「ガンダムとかもアウトじゃね?」「ゾイドはワンチャン“動物虐待”の方にも引っかかりそう」とさまざまなロボットアニメが挙げられている。

 とはいえ実際のところは、ただ単にシステムのエラーが原因なのだろう。“AIの反逆”みたいなものはフィクションの中だけの話……、だとよいのだが。

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