アニメ『グランベルム』満月は作られた存在だった? このまま誰が考えもつかないようなエンディングへ!?

アニメ『グランベルム』公式サイト

『Re:ゼロから始める異世界生活』の注目コンビが手掛けたオリジナルアニメ『グランベルム』第9話がオンエアされた。

episode.09 ノクターン、染め上げて

寧々は魔力の異常な計測値について調べるうちに、その中心に満月がいることを突き止める。
一方、九音は姉の四翠の事を考えていたところ、寝っているはずの姉からメッセージが届く。
呼び出し場所に向かうと、そこにいたのは、姉に呪いをかけた張本人の水晶だった…。

 結局なんなんだ。寧々がつきとめた満月の高すぎる魔力。この秘密は=満月の正体になりそうなのだが、匂わせるだけで結局最後まで明言はなかった。しかし新月のうろたえっぷりと、ラストに提示された満月の手の描写から薄々と満月の正体は浮かび上がる。

 ずっと「何もない」ということに、たいして大きな不安を抱いていた満月。何度も差し込まれる月のような場所を怖がる描写などから、満月は誰かに作られた存在だという可能性が急上昇した。

 それを知ったからこそ、新月は前回の戦いで負傷した機体を無理やり動かし戦いの場に現れたのだろう。

 もし満月が作られた存在だとしたら、妹の希望も作られたものなのか? 実は希望が黒幕なのでは? という疑惑さえも浮かんでくる。

 さらに満月が毎回のグランベルムに何も知らないで参加させられている、ある意味ジョーカーのようなポジションなのだとしたら、あれだけの強さを持っているのもうなずける。しかしそれだとすると、一体目的は何なのだろうか?

 満月も新月も寧々も九音も、謎を抱えながら参加しているグランベルム。そんな中で全てをわかっているような余裕を持ち参加している人物がいる。水晶だ。

 彼女もアンナの力の勘違いなどがあったように、わからないことも多いはずだ。さらに九音の姉、四翠との関係や全員に対する言動を見ていると怪しいところだらけ。

 最初のころから比べると、アンナとは全然別のベクトルで恐ろしいキャラクターとなった水晶。いったい彼女の目的は?

 そういえば四翠のCVが田村ゆかりさんだった。ただ抑揚のつけ方もテンポもTHE・田村ゆかりで、四翠というキャラじゃなく「田村ゆかりがミステリアス女子に声をあててるときの声」という感じにしか聞こえなかった。

 その個性的なしゃべり方がバッチリハマる場合もある。だが、今回はちょっとアクが強くですぎちゃっている感が強かった。

 この勢いのまま私たちが考えもつかないようなエンディングへと向かっていってほしい。
(文=三澤凛)

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