「平成ヤラカシ史」vol.1

Hey! Say! JUMP・中島裕翔のファン逮捕で話題になった「平成処女軍団」“ヤラカシ”の存在は“オリキ”の存在と表裏一体!?

 ここまで少し特殊な用語が多く登場したので、一旦整理しましょう。

 オリキ内のカーストは上から順に、最も権力を持っているのがジャニーズファミリークラブ側になった人間、つまり「ファミ」。次に偉いのが「仕切り」です。各担当(アイドル)ごとに列をその名の通り仕切っています。その仕切りの下が「整備」。これもその名の通り列の整備をするわけですね。整備の下に「おてつ」と呼ばれる存在もいます。お手伝いの略です。

 そのカーストとは少し異なりますが、「対策」と呼ばれるオリキ職も存在します。これがヤラカシと密接に関わっている役割で、アイドルにヤラカシがついていかないように「対策」する役割です。つまりアイドルの身辺警護のようなことをするわけですね。ただしこの「対策」は当然ながら自分の担当の対策をすることはできず、担当とは違うアイドルの「対策」をすることになります。

 さて、ここまで長々とオリキの話をしてきましたが、その理由は、ヤラカシの存在はオリキの存在と表裏一体であるからなのです。オリキは「列」に並び、アイドルが手紙を受け取ると、「整備」などの誘導でアイドルとは違う方向に集団で帰らされるなど、統治管理のもとに置かれた存在です。その掟に従わず、いわばフリーダムに追っかけをするアウトローが「ヤラカシ」と呼ばれます。

 つまり「ヤラカシ」の定義は、「オリキ」の定義ありきとも言えるわけです。

 では一体、ヤラカシとはどんな追っかけスタイルの者なのか? 次回はヤラカシの生態や事情に迫っていきます。

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