【京アニ放火事件】犠牲者の身元公表で高まるマスコミ批判 メンタリストDaiGoも「得をするのは、クソ記者だけ」

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メンタリスト DaiGo YouTubeチャンネルより

 27日、京都府警が京都アニメーション放火事件で亡くなった犠牲者35人のうち、未公表だった25人の身元を公開した。

 事件発生から1カ月以上たっての犠牲者の身元公表は異例だと言われている。従来、殺人事件は事件の重大性や社会的反響を考慮し、犠牲者の氏名は速やかに公表されるが、今回の事件については京アニ側が警察や報道に対し、実名の公表を控えるよう要請。警視庁も「公表には遺族の了承が必要」との条件を府警に示したため、遅れての公表となった。

 しかし、ネット上ではかねてより「犠牲者の身元を公表する必要はない」という声が多数上がっていた。公表すれば、遺族にマスコミが押しかける事態を招くことになり、遺族のプライバシーが侵害される点などが危惧されているからだ。加えて、報道各社が犠牲者の身元を公表するよう府警に申し入れたことで、ネットではマスコミに対する反発が強まり、反対署名まで立ち上がった。

 こうした背景もあり、犠牲者すべての身元が公表されたことに多方から怒りや呆れの声が上がっている。また「府警は、一部の遺族については公表を望んでいないとして、報道各社に対して匿名での報道要望を伝えた」(京都新聞)と報じ、一部の犠牲者のみ公開したメディアもある一方、NHKニュースが25人すべての実名を報じたことも炎上の材料となっている。

 こうした中、怒りの声を上げた人物が話題を集めている。メンタリストのDaiGoはYouTubeに「京アニ実名報道【人の死を金としか考えないマスコミ】の正体を解説【NHKも新聞もグル】」と題した動画を公開。犠牲者の身元を報じたマスコミに気炎を吐いた。

 冒頭、「今日は感情的になります」と切り出したDaiGo。犠牲者の身元を報じたマスコミに怒り心頭で、「僕もう二度とテレビに出れなくていいです。全然」「こういうことをするNHKには二度と出ません。一千万積まれても絶対でねえ」とも宣言していた。

 DaiGoは母親をガンで亡くしているため、大事な人をなくす苦しみと悔しさ、特に自分が助けられたかもしれない大事な人を助けられなかったときの苦しみはわかるとしていた。そのため、「それをほじくり返して金に変えようとする」マスコミは「本当に許せない」と憤慨。

「被害者の実名を公表して得をするのは、クソ記者だけ」と持論を語り、公益性の名のもとに遺族の取材をしようとするマスコミに嫌悪感を示したDaiGo。「僕らが遺族だったら、2回、自分の大事な人が殺されたと感じる。1回目は理不尽に殺人犯に殺され、2回目は心がない人たちに思い出を無理やり引っ張り出されて、記事にされて、勝手に写真撮られて金に換えられる」とマスコミを痛烈に批判した。

 この動画は、86万回再生を超え(28日現在)、ネット上でも共感の声が相次いでいる。

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