『セーラームーン』三石琴乃が「おしおき」連発！　大塚明夫、高木渉……ドラマに顔出し出演したベテラン声優たち

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　22日放送の『科捜研の女』（テレビ朝日系）に、アニメ『美少女戦士セーラームーン』の主人公・月野うさぎ役や『新世紀エヴァンゲリオン』葛城ミサト役、『ドラえもん』のび太のママ役などで知られる声優・三石琴乃が出演。顔出しでのドラマ出演は今回が初となった三石は、視聴者から反響の声が上がっている。

　1999年10月にスタートした『科捜研の女』。シリーズ20周年とテレビ朝日開局60周年を記念した『SEASON 19』が、来年3月まで1年間通年放送されることが決定している。今回放送された第14話では、内科医院の元病院長が殺害される事件が発生し、被害者と生前契約を結び秘密を守る葬儀プランナー・神城峰子(中島ひろ子）と、事件の真実を追い求める主人公・榊マリコ（沢口靖子）が対立するという展開に……。

　被害者の葬儀に現れた“謎の美女”として登場した三石は、実はラジオ番組『カレンの華麗なるお仕置きです』でパーソナリティーを務める日向寺カレンで、被害者はこのラジオのヘビーリスナーではがき職人だったというオチ。

　出演にあたって「なぜオファーを頂いたのかは、クライマックスに明らかになる、役柄の設定を聞いて納得しました」とコメントしていた三石だが、ラジオ番組のシーンでは『セーラームーン』を彷彿とさせる「おしおき」というワードを連発したことで、視聴者たちは大興奮。「三石さんの『おしおき』いただきましたーっ！」「やっぱり三石さんの声良いなぁ〜好き」「テンション上がった」「はじめてお顔を拝見しました！ きれい!!」と大反響を呼んだ。

　三石効果かはわからないが、平均視聴率は10.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、前回から1.0ポイントアップし、2週ぶりに2桁をマークしている。

　今回の三石だけでなく、近頃ベテラン声優陣のドラマ出演の機会が増えている。21日放送のNHK連続テレビ小説『なつぞら』123話には、『ONE PIECE』のルフィ役でおなじみの田中真弓が出演した。

　16年には、『メタルギアソリッドシリーズ』のスネーク役や『ONE PIECE』（フジテレビ系）の黒ひげ役などで知られる大塚明夫が、ドラマ『真夜中の百貨店～シークレット・ルームへようこそ～』（BSジャパン）で主演を務め、大きな話題となった。

　また、同年放送のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』には『名探偵コナン』（日本テレビ系）の阿笠博士役、『忍者ハットリくん』の獅子丸役の緒方賢一や、『ONE PIECE』のサンジ、『TIGER & BUNNY』（TOKYO MXほか） 鏑木・T・虎徹役の平田広明が出演。

『名探偵コナン』の毛利小五郎や、海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーの吹き替えなどでおなじみの小山力也は、昨年放送のSexy Zone・中島健人主演ドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』（日本テレビ系）第3話にゲスト出演している。

『名探偵コナン』の小嶋元太、高木刑事役で知られる高木渉は、昨年放送の『半分、青い。』（NHK）での朝ドラ初出演に続いて、7月12日放送の『なつぞら』第89話に登場。元活動弁士役で出演中の山寺宏一とも共演し、Yahoo！リアルタイム検索で1位になるなど、大きな反響を呼んだ。

　俳優デビュー作である16年放送の大河ドラマ『真田丸』での見せた迫真の演技に注目が集まり、『真田丸』をキッカケにして民放各局のドラマにも次々出演。今年5月には、福山雅治主演の『集団左遷!!』（TBS系）第3話に、浅野ゆう子演じる美容サロンオーナーの夫役で出演するなど、活躍の場を広げている。

　長年第一線で活躍しているベテラン声優とあれば、その演技力は確かなものであることは間違いない。アニメファンたちの盛り上がりも期待できることから、今後ますます声優を起用する番組が増えてきそうだ。次はいったい誰がアニメファンを喜ばせてくれるだろうか――。