『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』放送枠変更で、視聴率ダウンの懸念 枠変更の『ポケモン』は右肩下がり

テレビ朝日『クレヨンしんちゃん』番組サイトより

 テレビ朝日は22日、毎週金曜夜に放送されている『ドラえもん』(19時より放送)と『クレヨンしんちゃん』(19時半より放送)の枠移動を発表。10月から土曜の夕方に放送されるという。

 現在は黒歴史化され、お蔵入りとなっている日本テレビ版の放送終了から6年後の1979年から現在まで放送されているテレ朝版の『ドラえもん』。月曜から土曜の18時50分から10分間の帯番組として放送したものを、日曜8時から10時の間に再放送するという流れをふみ、81年から38年間金曜夜のお茶の間を楽しませてきた。

 一方、1992年からスタートした『クレヨンしんちゃん』(以下、しんちゃん)は、当初は月曜の19時からの放送だったものの、96年に金曜19時半に移動。2002~04年には土曜19時に放送されながら再び金曜枠に戻り、19時半からの現在の放送に至っていた。

 秋の改編に伴い、テレ朝は10月から新たに「アニメタイム」枠を設置。「今の時代の子どもたちのタイムスケジュールに合わせて、じっくりテレビを楽しめる土曜夕方に」と、16時半から『しんちゃん』、17時から『ドラえもん』を放送するという。

 なお『ドラえもん』は、枠移動に合わせて10月5日から番組内容を新装し、新オープニングと新コーナーの導入が予定されているそうだ。

『ドラえもん』と『しんちゃん』の後に放送されていた『ミュージックステーション』も夜9時に移動するなど、10月から思い切った舵取りに出るテレ朝。アニメ枠の移動も、世相をみた、あくまで総合的な判断によるものだろうが、長年親しまれてきた両作の引っ越しには「ドラえもん→クレヨンしんちゃん→Mステの流れ好きだったんだけどなぁ」と戸惑う声も多く、ゴールデンタイムから土曜夕方への移動ということで、「降格」と嘆く声も聞かれる。

 アニメ枠の移動といえば、18年10にはテレビ東京が、日曜日の夕方にアニメ枠を新設。毎週木曜日に放送されていた『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』と『ポケットモンスター サン&ムーン』が17時半から18時半までに引っ越している(参照記事2)。

 しかし、裏番組には強力な長寿アニメ『ちびまる子ちゃん』(日本テレビ系)があるためか、移動前は3%前後を記録していた『ポケモン』の視聴率は徐々に下がりはじめ、ビデオリサーチ社が発表している「週間高世帯視聴率番組10」(関東地区)でもランキング圏外が続き、6月30日にはついに1.1%まで低迷したとの情報も、ネット上でささやかれている。

 試しに『ドラえもん』と『しんちゃん』の7月から8月の視聴率を見たところ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、

『ドラえもん』 6.6%→6.0%→5.6%→6.8%
『クレヨンしんちゃん』 6.2%→6.6%→6.2%→6.7%

 と、やや『しんちゃん』が上回るものの、どちらも平均して6%台と寂しい結果に。

 インターネットやスマートフォンの普及により、テレビ界全体が視聴率低迷にあえぐ中での単純比較はできないが、最高視聴率31.2%(83年2月11日)をマークした『ドラえもん』と、28.2%(93年7月12日)の記録を持つ『しんちゃん』と考えると、かつての勢いは失われていることがうかがえる。

 すでに不安が募る枠移動だが、『ドラえもん』と『しんちゃん』は『ポケモン』の前例を覆し、視聴率アップできるだろうか――。

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