ノイタミナ初となるBL漫画が原作の青春群像バンドストーリー『ギヴン』。第6話がオンエアされた。
# 06 Creep
真冬が当時付き合っていた相手が亡くなったという噂話を聞き、動揺する立夏。 真冬に問いただす勇気がないまま、立夏の自宅に秋彦が訪れた。
そこで秋彦は、真冬に詩を書かせてみてはどうかと提案する。同じことを考えていた立夏は、バンド練習で詩を書いてみないかと真冬に持ち掛ける。
上ノ山が作った曲に、真冬が歌詞をつけるという話が持ち上がる。梶も春樹も真冬の歌声の中にある種の激情を感じ取り、それを歌にのっけてみるといいとそれに賛成。上ノ山も初めて真冬の歌を聞いたときから同じように感じており、歌声を聞くとなぜか居たたまれない気持ちになるという。
しかし真冬は自分に作詞など無理だとあっさりと拒否。確かに今まで音楽をつくってこなかった人間に突然詞を書けというのは難しい。
春樹はどんな風に歌詞を書いたらいいのかわからないという真冬に、『自分の恋愛観みたいなのは?』とアドバイスするも浮かない表情。ふたりきりになった際、少しそこを掘り下げると、「好きな人が突然世界から消えたらどうします?」と質問。彼の中にある恋愛のカタチは、とてつもなく重く悲しいものだったのだ。
以前、彼の前に出てきた柊という高校生。どうやら、真冬の過去を知っているらしく、バイト終わりを待って話すことに。真冬が音楽を始めたのはユキの影響があったらしい。そして彼がもつギターもユキのものだという。
【親公認の仲だった】と柊がいっていたことから、噂話の中学時代の恋人というのはやはりユキのことらしい。柊は真冬が音楽をはじめたのは、前向きな理由なのか、ユキに囚われてのことなのかを聞きに来たようだ。しかし真冬の答えは「自分でもわからない」と答える。
真冬が去ったあと、柊は別の男子高校生と合流する。彼らと真冬、そしてユキの4人は幼馴染だったようだ。一体彼らの過去に何があったのか?
旧友の来訪、歌詞を書くということ、と突然色々なことが真冬に降りかかったからか彼はふらりと歩き出し、そのまま鎌倉の海沿いを散策する。景色を眺め、そこに住まう人々や子供たちを見て、過去を振り返った真冬はなにを思うのだろうか。
そして球技大会の日、真冬は上ノ山に向けて「歌詞を書いてみる」と告げた。真冬は本当に好きな人がいて、それを言葉にできるかはわからないけれど、伝えたいことは確かにある、という答えにたどり着いたようだ。
「好きな人がいた」という真冬からの言葉に動揺する上ノ山。好きな人がいたことに対する嫉妬、その心とは…‥?
梶さんと春樹の進展も気になるものの、やっと上ノ山が恋心に気付き始めた。BL色が濃厚ではないけれど、しっかりとここはそういう世界観が描かれるというのが随所に見受けられる。
ライブも近くなってきている。真冬がどんな歌詞をかき上げるのかが楽しみだ。どんな曲が完成するのかも含めてストーリーの進展に期待!
(文=三澤凛)
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