『だから私は推しました』ファンがどれだけ貢ぐかで順位が決まる例のシステム…賛否両論はあるものの…??

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だから私は推しました | NHK よるドラより

 地下アイドルと出会い、オタク沼にハマったOLを待ち受ける意外な運命とは―。
自ら愛したものに突き進むヒロインの転落と成長を、“地下”のディープな世界の中で描くドラマ『だから私は推しました』。第4話がオンエアされた。

 物語は前半戦クライマックスへ。サニサイが夏フェスにエントリーすることになった。推しを晴れ舞台に立たせるべく投票権を買い漁るオタクたち。愛もハナの夢を叶えてあげたいと思うものの、お金で夢を買うかのようなシステムに納得できず、複雑な思いを抱える。そんなある日、ライブ中にある出来事が起こり…

 前半戦クライマックスというだけあって、今回は神回だった。見てて涙が出そうになった。

 地下から地上までのアイドルが集まるフェスに参加表明をしたサニサイ。しかし正式に出場するには、グッズを1500円分買うともらえるチケットをどれくらい集められるかで決まるという搾取システムが採用されている。

 愛は毎月15万ほどハナに突っ込んでいるという。しかしそれだけでは太客だった瓜田には届かず、収入源が減ったハナはバイトをたくさん入れたことによってライブ中に倒れてしまう。
キックバック制はなくなったと思っていたが、アイドルと事務所の金銭問題は根が深くブラックである。どうにかしたいが、ひとりのファンが騒いだところでどうにもできないのが現状だ。

 ハナは入院先の病院から、倒れて心配をかけてしまったことの謝罪と、自分がアイドルになったきっかけ、そして見たい景色があることを語る。そのひたむきさに胸を撃たれる愛。だが、彼女にできることは応援をすること以外にはないのだ。

 推しが体を壊して満足なパフォーマンスが行えないことに業を煮やす愛は、ハナにお金を握らせ、きちんと休養を取ることを約束させる。見返りに、アイサマで最高のパフォーマンスを見せてくれることを求める。
  
 愛の気持ちを受け取ったハナは、メンバーにお願いしてダンスの特訓を始める。ファンの期待に応えたいと思って頑張っているアイドルの姿……。ダンス練習を頑張る様子が流れたが、ここは感動的であった。
 
 そして愛は愛で、サニサイの現場には姿を現さず、本業の他に副業を始める。多く描写はされなかったが、セクシーな服を着て映像配信をするような副業のようだ。そこで稼いだお金をサニサイの出場権につぎ込み、〆切のギリギリに無事サニサイは出場権を手にすることが出来たのだった。

 ファンが大量のお金をかけて推しの見たかった世界を見せるというのは、某大人数アイドルグループの総選挙などでもたびたび話題になる。それについて外部から批判を受けることはしばしば目にする。お金で買う人気の指標とは、という気持ちもあるにはあるが、その景色のためにアイドルもファンも一丸となる一連の流れには感動を覚えてしまった。当事者同士にしかわからない感動と団結力が、確かにあるのだ。

 久しぶりのサニサイのライブは、念願のアイドルフェス。最高のパフォーマンスを目の当りにした愛の目から涙がこぼれる。ハナが今までとはくらべものにならないほどキレッキレのダンスパフォーマンスを見せてくれた。約束を守ってくれたこと、努力が見えたことが舞台の上で証明されるって最高ではないか。

 新曲の中でハナが「光の海」という歌詞が好きだと言っていた。ハナがアイドルを志した景色。一斉に劇場がサニサイのイメージカラーの黄色で埋め尽くされたとき、ドルオタ仲間が愛の頑張りを称える意味もこめて、彼女を持ち上げてくれる。一面のサニサイを応援する光の海と、最高のパフォーマンスを見せてくれるハナに涙が止まらない愛と視聴者。オタク最高かよ。

 オタクたちの台詞も良かった。「オバハンあんがとな、あいつらにこんなの見せてくれて」 この景色はオタクたちもメンバーもみんなが望んでいた景色で、それを全員で勝ち取ったのだ。賛否両論あるこの搾取システムにもこんなにも良い話になるのか……。

 こんな最高の話を見てもらった後に話は現代に戻り、取調室へ。そこで刑事は衝撃的な発言をする「今、サニーサイドアップの解散ライブが始まったみたいですよ」と。

 え?! 解散?! アイサマで活躍してさぁこれからというサニサイに一体何があったのか? 解散がきっかけでの事件なのか? 後半戦の展開にも期待!
(文=三澤凛)

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